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★じゃばらの母子手帳ケース★

このハンドメイドについて

市販の母子手帳ケースが使いにくいので、二人目を妊娠した時に作ってみました。 じゃばらなので中が見やすく、出しやすい。赤ちゃんを抱っこしながらでも楽々です。 子供2人分の母子手帳やお薬手帳、ママを含めた3人分の保険証・診察券を入れています。悩みがちな2人目・3人目の出産プレゼントにも。 複雑そうだけど、ラミネート生地を使えば手間が少なくて済みます。 苦労しがちな底マチ部分のパイピングを、簡単にミシンで縫えるように工夫しました。

材料

  • <ラミネート生地>
    適量
  • 20cmファスナー
    1本
  • バイアス(太め)
    90~100cm
  • スナップボタンなど
    1個

道具

作り方

1

中身はこんな感じ。(母子手帳は約11×15サイズです。) 大きさは約20×13cm×マチ2cm。 通帳ケースとしても使えるサイズです。

2

生地を裁断します。 裏地部分は普通布がオススメ。できれば接着芯を貼ります。 トップ画像奥の作品は裏地もラミですが、カードが張り付きます☆

3

まず、パーツ作りから。 カードケースを2個作ります。 完成サイズは「20×7.5cm」 普通布は上部分を三つ折にして縫います。下部分は端処理をして折り返しておきます。

4

仕切り部分にもカードケースをつけたいので、ラミネート生地でも1つ作ります。 上部分を1cmほど折り返して縫っておくだけでOK。

5

本体裏布の上(カーブのある方)から13.5cmの位置に③の上端を合わせて、1個目のカードケースを縫い付けます。 縫うのは底部分だけです。

6

⑤からさらに2cm下部分に2個目のカードケースを重ねて縫います。 これも縫うのは底部分だけ。

7

中心から左右対称3cmの位置に縦に2本縫い目を入れます。 真ん中に幅6cmのカードケースが出来ます。

8

縫う方向は底から入り口方向へ。生地がよれにくくなります。 入り口付近は使用時に負荷がかかるので、返し縫いか3重縫いでしっかりと。 左右の端はまだ縫わなくてもOK。

9

本体は、表布と裏布を中表に合わせ、下の直線部分を縫い代1cm程で縫い、表に返してステッチ。 蓋を開けたときに見える場所です。好みですが、レースを挟むなどの装飾がしやすい部分です。

10

じゃばらを作ります。 まず、上部分を1cmほど折り返して縫います。この状態でサイズは「17×12cm」。 画像の位置で裏から見て山折りにし、2~3mmほどの位置を縫います。

11

縫うのは全部で4本。 こんな感じになります。 これを2個作ります。 画像は上下逆さですが・・・。

12

仕切りを作ります。 半分に折って、折った部分にステッチ。この状態でサイズは「19×11.5cm」。 ラミネート生地なので、下やサイドは縫わなくてもOK。

13

(ファスナーポケットをつけずに仕切りのみで作る場合は、⑫を3個作ります。) 今回はファスナー付きなので、1個です。

14

(仕切りにカードケースをつけたい時は、ここで④を縫い付けます。 ⑫のステッチ後の方が位置がずれにくいです。) 今回は、もう少し後でファスナーポケットの方につけます。

15

ファスナーポケットを作ります。 2枚のパーツにファスナーをつけます。 ファスナーの止め具の位置は、画像を参考に1~2cmずらしてつけます。

16

今回、ここにカードケースをつけます。縫い方は⑥~⑧と同じ。 カードを入れた時、1.5~2cm程カードの端が出るので、上から2~3cm下の位置にカードケースの上端を合わせます。

17

じゃばらとファスナー・仕切りを縫いつけます。 奥から<ファスナー①→ファスナー②→仕切り>の順でつけたいと思います。 まずはファスナー①から。

18

ファスナーは向きがあるので注意します。 ふつう、左から右に開くようにつけます。 一番難しい、ファスナーの下部分のあるパーツと右サイドのじゃばらからつけていきます。

19

ファスナー部分はじゃばらから上に5mm~1cmほど出た状態でOKです。 (出た部分が少ないほど、後の作業が難しくなります。)

20

ファスナーの余り分を内側に折り、生地をじゃばらにしっかり挟みます。 挟んだ状態で、3mmくらいの位置を縫います。 挟みが浅いと抜けてしまうので、ゆっくりと確認しながら。

21

ここが最大の難所! ファスナー②をじゃばらに縫いつけます。 手順は(20)と同じですが、ファスナーに近い部分が縫いにくいです。

22

ファスナー①をつけたじゃばらを折って縫うといいです。 (19)で上に出す大きさにもよるのですが、無理なら上部分だけ手縫いで。

23

左サイドのじゃばらにファスナー①とファスナー②を縫い付けます。 ファスナーを開けた状態で縫います。

24

ファスナーの余り部分を、画像のように内側に折って、手縫いで縫い付けておきます。

25

ここでファスナー①と②の底部分を縫います。 型紙はじゃばらから出るように作ってありますが、ファスナーのつけ方により左右されます。 縫える部分だけでOK。

26

じゃばらから下に出る部分が大きい場合はカットします。 ファスナーポケットが完成。

27

仕切りをじゃばらに縫い付けます。 これで中身は完成です。

28

本体パーツの上から11.5cmの位置(カードケースより2cm上)にじゃばらの上端を合わせて、じゃばらと本体を縫い付けます。 ファスナーの向きに注意。

29

ここからバイアスを縫い付けて完成となります。 表地と裏地がずれやすいようなら、蓋の直線部分の端を軽く縫って固定しておきます。 画像のバイアスは無視してくださいね☆

30

バイアスはワイドタイプ(画像の上のもの)を使います。 25mm巾。長さは90~100cmくらい必要です。 手作りする場合は、5cm巾で斜めに裁断します。

31

★ここからが工夫したポイント★ 表からバイアスを開いて縫い付けます。 ここでは本体は折らず(残りのじゃばらは縫わず)、開いたまま。

32

画像はバイアスを折った時に裏の縫い目が隠れる位置を縫っています。 じゃばらを縫いこまないよう注意。 バイアスの端は2cm程出しておきます。

33

本体を一度完成形になるように折ります。じゃばらの上端を合わせ、下端がくる位置を確認し、印をつけます。(両方とも) 左側のじゃばらとバイアスは、最後に縫います。

34

先程、左じゃばらを確認した位置から、バイアスを折りながら縫っていきます。 右じゃばらギリギリまで縫ってから、ミシン上で本体を曲げ、じゃばらと本体、バイアスを重ねて縫います。

35

バイアスの端は、くるむように畳みます。 ステッチの糸の色は、バイアスと合わせましょう。 2回に分けるため、継ぎ目が目立たないように…。

36

残りの左じゃばら部分のバイアスを縫ったら、ほぼ形になります。 スナップボタンやアメリカンホックをつけたら完成。

このハンドメイド作品を作るときのコツ

最初は普通布で作りましたが、端の処理やら接着芯を貼ったり芯を入れたりと結構大変でした。 ラミネート生地はそれらが必要ないので、手間が少なくなり完成品も丈夫です。 ただ、特に光沢系のものはミシンで縫う時に専用の押さえやテクニックが必要のようです。私はテフロン押さえを持ってないので、つや消しラミネートを使用しています。難しい時は、制汗用のパウダーシートで表面をひと拭きしてから縫ってます。