印刷ボタンをクリックすると印刷メニューが表示されます。このエリアは印刷されません。

入園・入学前に＊制服の袖上げ

このハンドメイドについて

成長期の子供達。制服を購入する時はサイズに悩みますよね。成長を見込んで大きめのサイズを買った方も多いはず。でもそのまま着せると袖が長すぎたりして、やはり入園･入学時は袖上げが必要になると思います。 ただ、袖口のお直しにやっかいなのは、袖口が一番細く、肩に向かうにつれて袖の幅が太くなっていること。さらに裏地がついていることです。ここでは袖の長さを切らずに、きれいな仕上がりになる方法をご紹介しちゃいます♪♪ （制服は、将来丈を出した時に跡が残るリスクがあることもお忘れなく！）

材料

  • 直したい制服
    １
  • 同色の糸
    適宜
  • しつけ糸
    適宜
  • 接着芯
    少々
  • チャコペン
    適宜

道具

  • ミシン
  • 目打ち・リッパー
  • あると便利なミニアイロン台

作り方

1

[拡大]

実際に着せて、袖上げする場所にまち針で印をつけます。ものさしをあてて、ぐるっとしつけをかけます。（この場合は4.5ｃｍつめます）

2

[拡大]

袖口の裏地を、目打ちでそっとほどきます。

3

[拡大]

ほどくと隠れていたヘムの部分がでてきます。ヘムは、将来また袖を出したい時に使うので、切ったりしません。①でしつけをかけた出来上がり線から、ヘムの先端まで8.5cmありました。

4

[拡大]

出来上がり線で折り曲げると、ヘムの幅が足りなくなるのがわかります。 この場合、14cm-12.5cm＝1.5ｃｍ足りません。

5

[拡大]

袖口を裏に返します。するとヘムに芯が貼ってありました。袖口はきれいに仕上げたいので、出来上がり線のところまで接着芯を貼り足します。

6

[拡大]

出来上がり線の３cm位上から、縫い目をなぞるように縫い、縫い代を袖口から4cm位まで斜めに縫います。縫い始めと終わりは返し縫いをします。（下記メモ①参照）

7

[拡大]

画像の黄色線=元の縫い目をほどきます。

8

[拡大]

裏地の処理です。裏地も袖口が狭くなっているので、出来上がり線の少し上から袖口にむけて縫い代いっぱいに斜めにチャコで線をひきます。ミシンで縫います。

9

[拡大]

画像の黄色線＝元の縫い線をほどきます。

10

[拡大]

表地に戻ります。縫い代を割り、軽くポンポンと叩くようにアイロンをかけます。あて布をすると安心です。

11

[拡大]

ヘムを出来上がり線で折ります。工程６でヘムの部分は縫わずにほどいているため、図のように開いた状態になります。袖幅に合わせてまちばりでとめ、千鳥がけ（下記メモ②）をします。

12

[拡大]

裏地を出来上がり線で折り、袖口にかぶせます。まち針で留め、しつけをかけます。この時、表地と裏地の縫い目をきちんと合わせます。 アイロンをかける時は必ずあて布を！

13

[拡大]

目立たないようにまつり縫いをして出来上がり♪いかがですか？きれいに仕上がったと思います。（＾＾）

このハンドメイド作品を作るときのコツ

工程６／メモ①　袖口をそのまま折り込んでしまうと、袖口の幅が狭くなることから、幅を広げるように調節しています。 工程１１／メモ②　千鳥がけは、縫い方のひとつで、ほつれにくく、薄く縫う方法です。縫い方は、追ってブログで紹介します。他にも制服のプチお直し、ブラウス編をブログにアップしました。http://sewingblog.exblog.jp/10388305/