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ダンボール 織り  敷物 コースター (毛糸で)

このハンドメイドについて

「身近なものを使ってこんな手芸ができるんだ!」って意外感があるようで、クラブ担当の先生に驚かれます。 そういえば理科の実験のでんじろう先生もいってたなぁ。日用品を使った実験がうける、って。 布を裂いていないので「裂き織り」ではないのですが、機織でもないし… まあ、ネーミングはなんでも、やり方を見てくださいね。 クラブでは2・3枚切込みを入れたダンボールを用意しておいて、帰りはそのまま続きができるよう、持ち帰ってもらってます。 高い機械は要らないよ~♪

材料

  • 毛糸(縦・横糸用)
    適宜

道具

  • ダンボール
  • セロテープ
  • 割り箸
  • カッター
  • はさみ

作り方

1

割り箸1.5膳用意。 1膳はシャトルとして使用。(割らない) 割ったほうは綜絖(そうこう)として使う。 角を削ってあたりがやさしくなるようにしておくのがコツ。

2

ダンボールの両端に切込みを2cm位入れます。 横幅はお好みで何本でも (奇数偶数とも可) ダンボールの縦縞があるよね。 その縞の間の凹みを切ると均等に。

3

縦糸をかけます。 裏に毛糸の先をセロテープで止めておきます。   ダンボールではさんでいくので糸は取れないとは思うけど、子供用なので、用心のため。

4

ダンボールを表に返し、反対端の切込みへ糸を挟みます。 今回の縦糸は並太毛糸を使ってます。 できていく織布にはほとんど目立たなく、フリンジ部分に糸が出ます。

5

また裏に返し、次の切込みへ糸をはさむ、という作業を繰り返します。 最後の糸端も、ダンボール裏側にセロテープでとめておきます。

6

縦糸が張り終えたよ。 (写真真ん中の横線はダンボールについていた模様ですので気にしないで。)

7

裏もこんな感じです。

8

毛糸を3・4m位カット。 シャトルとなる、割り箸に毛糸をはさみます。 子供たちには 「毛糸をもって両手を広げて 4回で切って」と言ってます。

9

右からシャトル割り箸を入れます。 まず一本目の縦糸をつまみ上げ、 割り箸をいれ、2本目の縦糸の上を通す。 奇数と偶数の縦糸が交互になっていくように繰り返す。

10

割り箸を左から抜きます。 さらに毛糸を引っ張っていき、右側の端10センチぐらいで、縦糸にひとくくり(一回縛り付ける)します。

11

一本に割った割り箸を綜絖(そうこう)として使います。 綜絖を偶数の縦糸をつまみ上げて通します。 左側からってシャトルが入れにくいですよね。 でも…

12

こうするとシャトルが入れやすい。 綜絖を少し持ち上げると偶数の縦糸が上がります。 綜絖に沿わせてシャトルを左から入れるのです。

13

毛糸の折り返し部分はゆるめに。 引っ張りすぎてしまう人が多いです。

14

綜絖で糸をトントンと寄せ付けます。 このきつさで縦糸が目立ったり、出なくなったりしますが、力加減はお好みで。

15

また右からシャトルを入れます。 画像9同様に。 奇数の縦糸をつまみ上げながら割り箸を通していくのです。

16

同じように折り返し部分はゆるめに。 毛糸を引っ張るときに、折り返し部分を押さえておくのがコツ。

17

失敗例。 引っ張りすぎです。 気づいたら、織り地を横に引っ張って。

18

どんどん繰り返して、いきます。 糸がなくなってきたら…

19

糸の始末は色々。 糸の種類とレベルに合わせて。 ・新旧の糸を単に結び、結び目は裏に。 ・縦糸にくくりつける。 ・織り返しいれ込む。等

20

今回は右端の縦糸にくくり、数目織り返しました。 横糸が起毛タイプでしたので目立ちません。 (起毛タイプは絡みやすいので子供には不向き。)

21

こうしてまた新しい糸を追加します。 最初と最後の両端の糸始末もも同様に、横糸は縦糸にくくってから折り返しましたが 折り返し部分は織り地の一番端ではなく、一つ前に入れて。

22

織り終わりました。 普通のアクリル極太・並太の場合も糸始末は21同様。 子供の場合、綜絖のあて方が弱いので最初と最後の横糸は 縦糸と一緒にくくり、フリンジに入れても。

23

ダンボールを裏にし、縦糸を切る。

24

ダンボールから片側だけはずす。 片側だけ、というのがコツ。 反対側がしっかりと支えられているのでフリンジが作りやすい。

25

端からひとくくりしていきます。 3本縦糸を一緒に縛るだけ。 両端が終えたら、順に内側へ。

26

真ん中の縦糸は2本です。(数の調整) このように、2・3本の縦糸でひと結びする。 ここで余った部分をカットし終わりにしてもいいのですが、ちょっと 凝って…♪

27

くくる部分を3段にし、模様にするね。 まず、端のフリンジの縦糸を2つに分ける。 ・2本の縦糸をくくる。 ・つぎのフリンジの一本と先ほどの残りの縦糸をくくる。

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同じように、ひとつの束を2つにわけ次の束の分けた1つと一緒にくくる、という作業を繰り返します。 写真で見てください。

29

同じ事をもう一段繰り返し、余分な糸をカットし完成。 反対側も同様に。 他にもフリンジはアイディア次第。 大きいビーズを通したり三つ編みしたり。 挑戦して!

このハンドメイド作品を作るときのコツ

とにかくゆるめに、画像17のようにきつくなりがち。特に上に行くほど狭くなっていく子が多い。 織るのに時間がかかります。今回この写真のものは私が作って2時間はかかってます。 クラブ時間内には終わらないので、縦糸の始末(フリンジ)まで教えてから、 ダンボールごと持って帰ってもらってください。