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手づくりマーケットで活気あふれる街づくりを―山背彩りの市

2008年11月01日12時01分
2009年11月29日(日)、京都府城陽市で手づくり作品と地元の品が一堂に集まるアートマーケット「山背彩りの市」(やましろいろどりのいち)が開催されます。商店街とその周辺で、100ブースを超える手づくり作家さんが出店するというこの大規模なイベントに、アトリエも参加することが決まりました! イベントの見どころや、当日出店する作家さんの作品、地元の作家さん3組による作品レシピをご紹介します。

まちなかにぎわいづくりの会 田中健一朗さん

京都市出身。城陽市の総務経済環境部産業活性室にて「山背彩りの市」の企画を担当。
「城陽をもっと盛り上げたい! そんな思いから、このイベントをスタートさせることにしました。城陽の皆さんに自慢していただけるイベントにしていきたいです。」

「山背彩りの市」公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/yamashiro-irodori/

“城陽らしさ”が出るイベントにしていきたい


空の贈物さんによるリース。クリスマスにもぴったり。
―今回の「山背彩りの市」は、どのような目的で企画されたのですか?

城陽市に限って言われているわけではないんですが、全国的に郊外が発展した結果、街の中心部の衰退が目立つようになっているんです。そんな中で、「街の中に活気を取り戻したい」という声があがり、JR城陽駅前の実際の街並みを利用して、街の中を会場にしたイベントを企画しようということになりました。郊外の大きい広場や大きい施設ではなく、街の中でイベントをすることで、商店街との交流やつながりが深まるのではないかと。

―おもしろい企画ですね。ところで「山背彩りの市」というネーミングにはどのような意味が込められているのですか?

「山背(やましろ)」という呼称、これはあまり一般的ではないんですけど、「山背古道」という城陽から木津川市を結ぶ散策路があって、その地域全体をカバーできるイベントにしたいと思って名づけました。「彩り」という単語に関しては、いろいろな手づくり作家さんに来ていただくので、それを色で表現するならこの言葉かなと。加えて、パフォーマンスや特産品の販売もありますし、今後の発展の可能性も込めて、多くの要素が集まる幅広いイベントだということを表しています。

―なるほど。今回は何組の手づくり作家さんが出店されるのでしょうか。

現在お申し込みいだたいている数で、103店舗です。手づくり作家さん以外にも、飲食系のブースが14ブース、特産品のブースが3ブース出店する予定です。かなり手づくり作家さん中心のイベントになりそうですね。


「本物のステンドグラスを身近な値段で」という
めいせいさんの作品。
―それは楽しみです! どんなジャンルの作家さんが多そうですか?

さまざまなジャンルの作家さんが出店される予定なんですが、比較的多いのはアクセサリー類でしょうか。ビーズ小物などが、ほかのジャンルに比べると多そうです。ほかにもブリザーブドフラワー、洋服、帽子、革製品の作家さんに、木製のおもちゃなど、ジャンル的にも素材的にもいろいろな作家さんが出店される予定です。おもしろそうなところでは、ギターのリメイクをされるという方もおられるんですよ。

―今回のイベントのことを市民の方々にお話されたときの反応はいかがでしたか?

初めての取り組みなので、認知度を上げるという部分でなかなか苦労しているところもあるんですが、イベントの説明をさせていただくと「城陽でもそんなことができるようになるのをずっと待っていた」と言ってくださる方もいます。非常に建設的な意見が多く、こちらが元気づけられたり、企画してよかったなと思う瞬間がたくさんあります。

―イベント当日の見どころは、どんなところでしょう?

当日は100店舗以上の手づくり作家さんに出店していただくということで、そちらの作品をひとつひとつ見て楽しんでいただければと思います。また、それ以外のお祭り的な要素も予定していて、昔ながらの紙しばいや、城陽市内の幼稚園の鼓笛隊パレード、マジックなどの楽しいパフォーマンスもあります。ぜひ、イベント全体を見ていただきたいですね。

―アトリエも一緒に盛り上げていきたいと思います。「山背彩りの市」に関して、今後はどういう展開を考えておられますか?

年に2回くらい定期的に開催できるような定着イベントになればと思っています。規模も今回は約100ブースほどですが、もっと多く受け入れられればなと。1ブースのサイズにしても、気軽に出店してもらえるようなサイズや配置を探っていきたいです。


(左)ルクリさんによるフェルトの人形は、表情豊かで今にも動き出しそう。
(右)こだわりの自家製酵母によるパンとお菓子作家’apelilaさんの、オリジナルトートバッグ。

―街の色が反映された、ほかにはないイベントに育っていくといいですよね。

そうですね。ぜひ“城陽らしさ”が出ればいいなと考えています。ただ手づくり作家さんが集まって開催されるイベントというのではなくて、城陽でやるからには城陽でしかできないことがあると思うんです。たとえば城陽市は、西陣織りなどに使用されてきた稀少な金糸、銀糸の国内最大産地でもあるので、そういう特性を生かした取り組みなんかもいいですね。とりあえず、今回に関しては、お客さんに来てもらって、「おもしろかったから、また同じようなことをやりたいね」っていう人がいっぱいいれば、それが今回のイベントの成功だと思っていますし、次回以降発展していくためにも必要なことだと感じます。

(取材/アトリエ編集部)

【お知らせ】

人気作家さんも参加!
「山背彩りの市」アトリエブースでお待ちしています!


アトリエが「山背彩りの市」でブース出展します! 「アトリエ訪問」で出演していただいた刺繍屋 与太郎さんオトメユリさんの2組を招いて作品を展示・販売していただくほか、アトリエのいろいろな活用法を知ることのできる体験コーナーを設置。ぜひお気軽に立ち寄ってくださいね!

山背彩りの市
開催日時:2009年11月29日(日)10:00~16:00
※雨天時は2009年12月6日(日)に順延
会場:JR城陽駅前商店街・アクティ城陽商店街メインストリート、ならびにしらとり幼稚園駐車場を中心とする両商店街を結ぶ周辺地域


詳しい情報はこちら>>



次のページから、「山背彩り市」に出店する城陽市内の作家さんをご紹介します。

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