お花屋さんで生まれる、フラワーモチーフの乙女な雑貨
2008年12月10日01時01分オトメユリ 浦川さやかさん/Sayaka Urakawa
1977年京都生まれ。生花店に9年勤めた後、2009年7月フラワーショップ「オトメユリ」をオープン。オリジナルのアクセサリーや布小物は3~4年前から作り始め、京都の「手づくり市」に出店。カラーコーディネーターの資格を生かし、花もハンドメイド雑貨も、色合わせのカラフルなかわいい乙女テイスト。そのリーズナブルさも評判を呼んでいる。雑貨作りのコンセプトは「自分が身につけたいもの」
フェルト使いは浦川さんの得意とするところ。
小花の重ね合わせによって丸みを帯びたかわいい形に。
ごく普通に手作りが好きだったんです。一般的な、手作りがちょっと好きな女の子と変わりなく、雑貨ショップなどで、かわいいボタンやビーズ、生地を見つけて「なんか作ってみたいな」って。最初は、そんな軽い気持ちでした。
―本格的に始めるようになったのは、いつですか?
3、4年くらい前でしょうか。
以前勤めていた花屋さんが、百万遍の知恩寺さんの近くで、月に一度「手づくり市」が開かれていたんです。そこに、休憩時間にぶらりと冷やかしに出かけたりしていました。みなさん、それぞれにオリジナリティー溢れる手作りのバッグやアクセサリー、お菓子やパンなどを作られていて、すごく活気にあふれていて……。「楽しそう、私もやってみたい」って思ったのがきっかけです。
それから、雑貨ショップや手芸店で買い集めていたボタンやデッドストックの布を使って、アクセサリーなどを作るようになりました。それで、何度か「手づくり市」に出店しました。
―浦川さんの作品は、お花をモチーフが多いですね。
はい。やっぱり、好きなんだと思います。花屋さんにも9年くらい勤務していました。お花の表情豊かなところ、色や形に惹かれますよね。特に意識していたわけではないんですけど、気づいたら作るアクセサリーもお花がモチーフだったり、選ぶ布もフラワープリントだったり……(笑)。無意識なんですよ。
―どんなところからヒントを得て、雑貨作りをされていますか?
最初は、「手づくり市」でいろんな方の作品を見て、いいなあって思ったものを参考にしたり、本を見て作っていました。そこから、「ここをこういう風にしてみよう」「色を変えてみようかな」とか、少しずつアレンジを加えるようになっていきました。
雑貨作りのベースには、「自分が身につけたいもの」というコンセプトがあって、よそではあまり見かけないものを作るように心がけています。しかも、価格も手頃にしようと思っています。自分で買うときも、リーズナブルだとうれしいし、たくさん欲しくなるから。お客さまにも、どんどん身につけて欲しいです!
(左)お店の雑貨コーナーは、おしゃれが大好きな女の子の部屋のような雰囲気。 (右)かわいい材料でいっぱいの、浦川さんのアトリエ。 |