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平面と立体の違いを教えてください

Shimon

更新日: 2003/11/24

パターンメーキングを勉強したいと思っています。
スクールの案内等を見たのですが、同じパターンメーキングでも平面と立体がある事を初めて知りました・・・。
「平面」と「立体」なのだということは漠然と分かるのですが、どなたか詳しく教えていただければと思います。
例えば、今後パタンナーを目指す際、どちらを勉強しているかで需要などに違いはあるのでしょうか?

嬬杏

更新日: 2003/11/30 14:47

matsuさん!!私も同感です!特に日本の人、すべてとは言いませんが服飾全盛期に学んだ人に多く見られるのが現状だと思います。パターンナーだけでなくデザイナーも同じです。
こんな言い方して申し訳ないですが、結局最後に困るのは縫製者です。修正するにしても、立体におこすわけですから・・・。少しでもそこで縫えていた方が縫製者にとって一番のトラブル減少方だとおもいます。

matsu

更新日: 2003/11/29 19:03

途中参加させていただきます。日本のトップクラスのパターンナーと仕事柄接していますが、超一流と一流で線引きされるのが自分でミシンを踏んでモノを作ったことあるかないかの経験です。
一流アパレルで働いてるパターンナーでも実際に使用する生地を自分で縫うことはまずありません。生地がストッキングのように伸びる生地だったり、逆にパラフィンのように全く伸びない生地だと理論上の考えが全く上手くいきません。さらに生地は自重で伸びたり、季節の温度湿度で伸び縮みします。
またCADに関してはより数値化された仕事になってしまうので、経験に基づいた調整が出来るかどうかが問われます。
なのでぜひご自分で実際の生地を使って縫ってみてください。といってもレベルが上がると、生地値がメーター当たり数千円以上になるので大変ですが。

メーター当たり数千円の生地を使う場合など、パターンナーがにその生地が支給されない
パターン作成の段階ではシーチング(普通の生地)を基本的には想定しますが、実際はパラフィンのような生地、スットッキングのように伸びる生地が使用されます。
でもこういった生地はメーターで数千円することもあるのでパターンを

Shimon

更新日: 2003/11/28 16:00

深いです・・・。皆さんそれぞれ技術者として色々試行錯誤されてきた上でのお話・・・とてもためになります。
何だか「どっちが需要があるの?」なんて浅〜いことを考えていたのが、ちょっと恥ずかしいです。

改めて気合を入れなおしたのと同時に、また問題が。
私はものすごいPC音痴です。CADというものがどういうものか、また新たに勉強の課題が増えました。

「時代の要請にあわせて立体と平面を得手不得手なく自在に使い分けられる技術者」への道のりは、まだまだ遠そうですが、皆さんに続けられるように、がんばります!

2次元工房

更新日: 2003/11/27 01:06

yasurinさん、leoxyさん、応援ありがとうございます。

立体と平面の違いから始まり、現場の状況まで理解が深まったところで、言葉の整理をしておきます。

日本では、言葉で単純に「立体」と言った場合は、ボディと布と鋏とピンを使い、3次元なピンワークを交えての作図を指します。
この場合、「立体裁断」と言うと間違いなく相手に通じます。

他に、切り換えやダーツやタック・ギャザーなどを利用して、「奥行き(立体)を考慮した」作図法を指すこともあります。
しかし、これには、多くの人に共用可能な言葉が存在していません。

「平面」とは、一般的に「奥行き(立体)を考慮した」作図法の対極にあり、立体を意識しない簡便な作図法を指します。
他に、ボディを使った3次元的作業を交えることなく、生地・紙・画面への作業だけで作図を完了させる場合にも、「立体裁断」の反対語として「平面」と呼ばれることがあります。

つまり、現在の日本において、「立体裁断」は共通な言葉ですが、「立体」や「平面」の両方とも、多くの人に共通する内容を持っていないのです。
人それぞれの、その時々の流れの中で曖昧な意味のままに使われているのが実状です。

いずれにしろ、労働力の需要度を重要視するのであれば、「平面」や「立体」の全てとCADの熟達は必須と思われます。

私はCADのプログラミングを主な仕事としています。その立場上、パターンメイキングにおけるCADの問題点と重要度をよく理解しています。
現状のCADは様々な不具合を抱えていますが、それでも、これからの製造現場ではCADは必須となります。その画面上で、自在に「平面的作図」と「立体的作図」を行える人材に需要が集中して行くと考えられます。

話はかわりますが、11月30日(日)に渋谷でOC主催の「開服万博」が行われます。
私は、ロフト工房へデザイナーの一人として、服とCADを出品することとなりました。
服では「平面的作図」の魅力を、CADでは「価格と簡便」の魅力を表現しますので、もしご来場の場合は声を掛けて下さい。

leoxy

更新日: 2003/11/26 15:56

お邪魔します。う〜ん。確かに。と思いながら読ませていただきました。日本国内、立体の方が多いと思っていましたが、最近のお仕事の依頼で、「何度修正しても、意に反するものが出来上がるので修正ではなく、作り直しをして欲しいのですが、、、)なんて依頼を頂くことがあります。「何がおかしいのかなあ?」なんて見ていると、平面でひいている「ひずみ」なんですよね。明らかに平面だけで引いたパターンであることがわかったりします。「いまどき平面で引くってどういうことかしら?」などと思いつつ、仕事にかかるのですが。

授業で教えてくれる平面のパターンには必ず、補正が入ると思うのですが、この補正に当てはまるひずみが、教科書通りに出ている商品でした。
平面では、数字(バスト、ウエスト、ヒップ、着丈などなど)が決まるメリットがありますが、軸がずれる、ウエストラインや、裾野ラインが着た時にでこぼこするなど、前がはねる。など、予想していたものと違うものが出来上がるデメリットがあります。

立体では数字が微妙にずれるというデメリットがあります。

現状私は、立体をメインにしていますが、企業パターンである以上、数字は守るべきですので、たてラインと、主要寸法をだした上で組み始めます。(トップスだと10箇所ぐらい、ボトムだと8箇所ぐらい)組みあがったものをはずして、紙面上で平面におこして、この状態のものをCADで処理しています。(細かい寸法の確認、仕様記入、縫い代付けなど)
CADはちょっと、いやかなり(笑)バカにしていましたが、最近はこれがないと駄目なの。と思うほど効率が良い、素晴らしいアイテムだと思っています。

企業で求められるのは、デザイナーの以降に沿うものが上がるか否か。現状の市場のサイズに適するか否か。これに加えて、パターンがUPされるまでのスピードだと思います。

補正の手間が省けるから、立体ははずせませんし、寸法上平面も捨て置くことはできませんし、処理スピードの為にCADも欠かせない。というのが現状のわたくしでございます。

ちなみに私の学習過程は、大学で平面→企業内で立体→その後平面を考え始める→使えそうだからCAD覚えてみる。

でした。ごちゃごちゃした文章で参考になりそうもないですが、戯言と読み流してくださいっ。

山田まま

更新日: 2003/11/26 14:04

正直言いまして、Shimonさんの最初の質問が需要という事ですので、悲しい話ですが、CADが需要度は高いでしょうね。今後さらに高くなるとも思います。
ただ、今の段階では、CADのシステム製作者がパタンを理解しているとは言いがたい物しか発売されておりません。大量生産のグレーディングなら、少々役に立つかも...というのがぼくの感想ですね。

学ぶなら僕も立体に重点をおいた方がいいと思います。僕は会社では立体と平面の半々といった感じで製図しております。
ただ、上記の理由から、立体でパタンを起こす会社は日本のアパレルの中では、少ないような気がします。
悲しい話ですが。

嬬杏

更新日: 2003/11/26 01:30

横から失礼します・・・。私も見ていてほー・・・となりました!日本は日本人の性格上、極めこまやかに組み立てられる手法の平面裁断。海外にもちろん文化だのドレメ、伊藤式が通じるわけが無く、立体が主流。
私も性格上、立体のほうが好きです。日本でパターンの方向を学ぶにあたって経験がない方や、少ない方はどうしても平面からという方向性が多いのでは?
海外に比べたら立体を使う機会は少なく、古いオーダーのやり方にそったらもってのほか・・・。
日本のパターンに要求するやり方はどこか遅れているように多くの人が感じるのではないでしょうか?
たぶんShimonさん、学校によっても違いますが、平面から手をつけるとは思います、授業で立体に費やす時間はわずか・・・。ぜひ自分のものにできたらいいなぁよ思います。がんばってください。

2次元工房

更新日: 2003/11/26 01:07

お役にたてたようで、うれしいです。

追加情報です。
前記に良く似た名称で「立体裁断」というのがあります。
ボディに対して、布をピンで服状に貼り付け、形状が決まったら、それを解き製図用紙に写す作図法です。
利点はイメージ通りに作図できる点ですが、再現性に難があります。
それに対して、過去の成功例を回帰的に数式カし、紙や生地に直接作図する方法があり、この作図法は開発者の思い入れによる命名が主流となっているため決まった呼び方がありません。
成功例による数式化のため再現性は100%です。しかし、熟練者でなければ、作図と出来上がりイメージとの一致が難かしいとの欠点があります。

他にも無数に作図法があり、紛らわしくもあり、煩わしくもあるのですが、西洋的服作りの基本は「立体裁断」であり「立体作図法」であるので、やはり道は一本のように思います。
「平面作図法」や「回帰的数式法」は難しいものではないので、技術者となってから各自が己の哲学に従って開発すべきものと私は考えています。

Shimon

更新日: 2003/11/25 14:24

2次元工房様

ありがとうございます!すっごく分かりやすく書いていただいて、本当に勉強になりました!
何となく作業工程の想像がつく「平面」だけで頭を偏らせていたのですが、お話を伺えて良かったです。
本当にありがとうございます。

2次元工房

更新日: 2003/11/24 23:06

失礼しました。

誤字修正です。
封筒状の袋へ入れるのが立体ーー>封筒状の袋へ入れるのが平面

でした。

2次元工房

更新日: 2003/11/24 23:03

こんにちは。

立体とは、人体を縦・横・奥行きの3次元として捕らえ、切り換えやダーツなどを駆使して立体的に包み込むように考慮する製図法です。
その対極にある平面とは、縦と横のみで奥行きの概念をデフォルメし、簡略化する製図法を指します。

ボールを梱包する場合を想像してください。
箱へ入れるのが立体で、封筒状の袋へ入れるのが立体、と考えられています。
一般的に、ゆとりの大きいサイズが流行の時代は平面作図法が主流となり、体にフィットする小さ目のサイズが流行する時代は立体作図法が主流となります。

次も一般論なのですが、平面作図法だけを熟知している技術者はおおむね素人扱いを受けます。そして、立体だけを主張する技術者は技量の狭い頑固者として扱われます。

パタンナーとは、時代の要請にあわせて立体と平面を得手不得手なく自在に使い分けられる技術者を指します。
そして、平面だけを追求した技術者には立体は難解に感じられ、立体だけを追求した技術者にとって平面はとても簡単に感じられます。
ここまで書くと道は一本しかないように思いますが、いかがでしょうか?

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