エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.20
2008年11月02日17時01分♯3 あわくてやさしい印象の手作りキャンドルが魅力的!―「Gois30 candle series diary」のgois30さん
インテリアに溶け込むように、ロマンチック&エレガントなキャンドルのある空間を演出する、gois30さんの登場です!
大学卒業後、テレビ局に勤務。その後、カナダのトロントにてワーキングホリデーも経験。帰国後は、都内の小さなアンティークショップにて販売、プレス、バイヤーすべての仕事を同時に一人で担うことに。そこで、キャンドル制作も経験する。結婚を機に退職し、現在は会社勤めをしながら、自宅でキャンドル制作活動を行う。HP「Gois30 candle series」も運営。
Gois30 candle series diary
自宅のアトリエ。「でき上がった作品は、お気に入りの雑貨
と一緒に棚にまとめて並べています」
2年前まで勤めていたショップで、商品のアンティークドレスや雑貨などの傷んだところをつくろったり、レースやリボンなどのパーツをアレンジして、商品にちょっとした変化を加えたりしていました。そうした一連の手作業が手作りのきっかけと言えます。
当時は、お店の中で接客をしながらも、時間のできた時はいつもミシンと向き合うことが当たり前の毎日でした。なので、仕事以外の場所でも、何かひらめいたら、それをすぐに形にしてみたり、なんてことのない小物などでも、ちょっと手を加えて、自分だけのオリジナルにしてみたり…。何かを手作りするということが、趣味というよりは、自然と生活の一部となっていったように思います。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
ハンドメイド分野の中では、もちろんキャンドル作りとなります。
キャンドル制作は、3年ほど前、ショップに勤めているころから始めました。
アメリカへの買い付けで、実際にたくさんのものに触れて、見ることで、そのもの本来の素材や質感、そして現代品にはない、古いものならではの繊細さ、はかなさなどへも目が行くようになりました。
キャンドル作りを始めたきっかけも、蝋という素材そのものが素朴で温かみがあるだけではなく、繊細な部分を合わせ持っているところに、今まで自分が扱ってきたアンティーク品達と似た印象を受け、その魅力にすっかりはまってしまったことにあると思います。
(左)アメリカで買い集めた、レース使いが華奢でかわいいワンピースやランジェリー達。「色味やテイストが作品づくりのイメ ージになっています」 (中)アンティークのジュエリーBOXにもバラのキャンドルを入れて、エレガントな雰囲気を演出。 (右)「お花教室を営むLeVaseさんの生徒さんへのプレゼント用で作らせていただいた香水瓶型キャンドル。全色色違いです」 |
リースをフレームに見立てて、中にはアイボリーのキャンドルをいくつ
か並べるだけで、簡単なクリスマスインテリアに。
――手作りキャンドルの魅力&自分らしい作品づくりのポイントは?
色や質感を自分の思い描いた通りのものへと、微調整しながら作ることはとても大変です。ですが、それだけにいろいろな可能性を持っているところがキャンドル作りの魅力だと思います。
例えば、素焼きの陶器っぽいマットな感じにも、ミルクガラスのような温かみやツヤ感がある感じにも、質感を変えて見せることができること。また、色も自由自在に作り出すことができたり…といったような可能性ですね。
作品づくりで大切にしていることは、大人の女性が、自分の中にあり続ける、“やわらかい”、“あわい”、“やさしい”乙女な部分を素直に感じることができるような、またそれを素直に喜びに思ってもらえるような、キャンドルを作ることです。
以前買い付けの際に、スペシャルな一点と出会った時に味わった、思わずうっとりしてしまうような、またドキドキうきうきして、思わずニンマリしてまうような、そんな気持ちが忘れられず…。そういった感覚を、私の作るキャンドルで他の方にも感じてもらえたらうれしいな、という思いを込めて作っています。
――他の分野で挑戦してみたいものは?
インテリアのスタイリングを勉強していきたいです。特に雑貨など小物を活かしたディスプレイ方法、例えば玄関の棚の上や、廊下の壁、洗面台のちょっとしたスペースなど、家庭の中で、簡単にポイントとして行えるスタイリング方法を身につけていけたらいいな、と思っています。
また、キャンドル制作とともに、ブログの中でも自作のキャンドルを使って、どんな風にディスプレイしたら、よりかわいく、雰囲気作りをすることができるかなど、キャンドルのあるインテリア提案もしていけたらいいなと思っています。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
ブックエンドやドアストッパーなどとしても置いておくことができるほど、充分ボリュームのあるキャンドルを作りたいです。
また、眺めているだけで幸せな気分にさせてくれるブライダルアイテムやグッズは、私自身がとても大好きなジャンルでもあるので、「Gois30」でもブライダル用キャンドルを、シリーズの一つとして増やしていけたらいいな、と思っています。
今回のご紹介は以上になります。次回もお楽しみに!