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気持ちを伝える手紙―「小さなカード屋さん」のおおのしんたろうさん

2007年12月02日11時01分

『小さなカード屋さん』を立ち上げ、シンプルなポストカードから、フェルトや布を使ったカード、お人形や小物といった雑貨まで、手作りの温もり溢れるステキな作品を生み出し続けている、おおのしんたろうさん。現在は月に4回「小さなお教室」を開講しているほか、雑誌やテレビなどでも活躍されています。そんなおおのさんのご自宅兼アトリエに伺いました。

おおのしんたろうさん/Shintaro Ohno

カード作家/『小さなカード屋さん』主宰
1974年生まれ。大学時代よりカードの制作をはじめ、商品の企画デザイン、イラスト・エッセイも手がける。また期間限定・移動式の『小さなカード屋さん』を年に3回開催し、オリジナルのカードと雑貨の販売を行うほか、「小さなお教室」を開講、NHK教育テレビ「おしゃれ工房」への出演や雑誌への連載など、多彩な活動をみせる。著書に「魔法使いにキスしたら・・・」(主婦の友社)がある。4月にアフタヌーンティーにて、おおのさんデザインのTシャツが発売予定。


初期に作り、販売していたポストカード
おおのさんがカードを作りはじめたきっかけは?

大学で東京にでてきて、18歳で突然ひとりぼっちになったものだから、わからないことがたくさんあって。そんなとき、親や友だちに電話をかけたりしていたんですけど、いつもかけるわけにもいかないでしょ。だから自然と手紙をかくようになったんですね。

最初は美術館に行ったときに絵はがきを買ったりしてたんですけど、いろいろ買っているうちに、自分で作ればいいのではと思いたち、ポストカードを作りはじめたのがきっかけですね。それから作ったポストカードを当時バイトをしていた成城のカフェで売り出したら、意外と売れたんですよ。

もともと絵を描くのが得意だったのですか?

いいえ。それが絵が得意だったのではなくて、絵はがきが好きだから、ポストカードに絵を描こうと思ったんです。で、作っていくうちにいろんな種類ができていって。ちょうど手作り雑貨ブームがくる少し前ぐらいですね。雑貨屋さんに卸すというのもそのとき初めてやりました。


自宅に飾っている作品。
両端は、初期に作っていたカード。
当時からフェルトや布、ボタンなどを貼付けたりしていた。
真ん中の絵は、習っている絵画の教室で描いたもの。
おおのさんは絵のほかに生け花も習っていて、
自宅にもきれいなお花がたくさん飾られている
最初はどんな作品を?

最初はシンプルなイラストをはがきに描いていて、作っていくうちに雑貨屋さんなど、いくつか取引先ができたんです。そのうち、お世話になっていた「包むファクトリー」さんから、今はないのですが、新宿タカシマヤのイベントコーナーに出店しないかと声をかけていただいて。7年前のバレンタインに手作りカードをいろいろ作って販売しました。

それがわりと好評で、結局その年に3回出店させてもらいました。ポストカードだけじゃなく、今のように布などを使ったカードも作って販売しました。そこで名前を『小さなカード屋さん』に決めたんです。



NHK「おしゃれ工房」に出演した際に作ったうさぎの人形。
右上が最初に作った試作品で、下段2つが実際の作品
『小さなカード屋さん』と名付けたのは?

「小さい」というのが何より好きなのかな。かばんとか、そういうものは自分では作りたいとは思わないし、やっぱりこのポストカードの大きさが好きみたいです。

ポストカードだけでなく、雑貨も作ってらっしゃいますよね?

そうですね。最初はポストカードを中心に作っていたんですが、取引先で雑貨の企画をしている会社があって、そこから指人形の絵を描いてみないかといわれて。そのデザインをさせていただいたのがはじまりです。

今も年2回その会社の雑貨のデザインをしています。もともとカードに、布やボタンを貼り付けたり、刺繍をしたりしていたから、雑貨作りもその延長線上にあったんだと思います。NHKさんから「おしゃれ工房」への出演依頼をいただいたときも、1回目は手作りカード、2回目はリネンでうさぎの人形を作りました。

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