かわいい計算や工夫がうれしいビーズ雑貨―yae 古家亜弥子さん
2007年12月07日10時01分yae 古家亜弥子さん/Ayako Furuie
1996年ラッピングコーディネイターとしての資格を取得後、仕事をスタート。カルチャースクールでの講師を経て、専門学校の講師も務める。2004年から雑貨制作&販売をスタート。作品は、神戸市東灘区にある雑貨ショップ「クロニクル」で取扱い中。
幼い頃から、針や糸が身近な存在
日当たりのよい自宅の一室をアトリエに。
部屋の中にはオリジナル雑貨があふれています。
ソーイングや刺繍、パッチワークなどが子供のころから大好きだったんです。
母親や伯母が洋裁をやっていて、家の中に針や糸、布が当然のようにあったので、洋服もバッグも小物も「買うものじゃなくてつくるもの」みたいな感覚もありました。幼いころは、お母さんがつくるのをそばで眺めていたのですが、初めて針を持たせてもらったのは小学校3年生のとき。フェルトでマスコットをつくったのが、わたしの手芸人生のはじまりです! そこから目覚めました。それからは、さまざまなハンドメイドに挑戦しましたね。
社会人になってからはラッピングコーディネイターの資格を取得し、デパートでの期間限定イベントに参加したり、カルチャーセンターの講師なども経験。現在は専門学校の講師もしています。
雑貨の制作を本格的にスタートしたのは2004年で、専門学校の講師仲間が「手作りフリーマーケットに一緒に参加しない?」と声をかけてくれたのがきっかけでした。そのころは、自分でつくって愛用していたポーチなどを制作、販売していました。
通帳と印鑑が分けて収納できるような2チャックポーチは、自分で使っていたら友達にほめられることもしばしば。今も結構人気がありますね。普通のデザインではなく、実際に使ってみて機能性がよいものをつくるようにしています。
(左)編み針などはいつもバッグに常備。フェルトの針キャップはお手製。 (右)ファスナー付きポケットが外側についている2チャックポーチは、使いやすいと大好評。 |
―今はどんな物をつくられていますか?
バッグの中でピカピカと輝く!? 表情豊かなビーズがま口。
1年くらい前に、大阪のお店でビーズのガマ口の財布を見つけ「懐かしい~。こんなの持ってたなあ~」と思って、家に帰ってから探しました(笑)。残念ながら出てこなかったのですが、自分なりの編み図を考え、オリジナルのガマ口をつくりました。
それで、自分でそのガマ口を使っていたのですが、小銭を払うとき、バッグの中にキラキラと輝いているガマ口を探していると、なんだか嬉しい気分になれたんですよね。ピカピカしているから見つけやすいですし(笑)。「こういう光っているものがわたしは好きなんだ」と思い、それからビーズをあしらったいろんな雑貨をつくり始めました。