かわいい計算や工夫がうれしいビーズ雑貨―yae 古家亜弥子さん
2007年12月07日10時01分「本当に使いやすい」作品づくりを心がけて
―ビーズ編みの魅力ってなんですか?キラキラときれいなところ! レース糸にビーズが加わるだけでアクセサリーテイストになるでしょ! ボタンのような小物からバッグなどのちょっと大きなものまで。糸だけで編むより、ビーズを編みこむものの方が個人的に好き(笑)。女の子って、ツヤツヤ、ピカピカしてるものが好きじゃないですか!?
ビーズのキラキラ感が乙女心をくすぐる!? かわいくて実用性もある、古家さんの作品たち。 |
―作品づくりで心がけているのは、どんなことですか?
素朴でナチュラルな手芸テイスト&おしゃれなアクセサリーテイストをほどよくミックスさせたいと思っています。例えば、ガーゼのハンカチにはビーズ編みをあしらって、懐かしさのなかにおしゃれさをプラスしたり、花や果実のモチーフがついたネックレスは、ビーズを編みこむことによりネックレスに重みが出て、体に寄り添うようにつくっています。自分で言うのもなんですが、かわいいたくらみだと思いません!?
そんな工夫もすべて、実際に使ってみてから考えたんです。試行錯誤ののちに完成した作品は、かわいくて、ちょぴりキッチュで、そして本当に使いやすいと思います。
古家さんのアトリエは、なんと……!?
ビーズのくるみボタン縫いとめたカード。
ボタンはを取り外せばアクセサリーにも。
普段はラッピングコーディネイターの講師として学校へ通っていて、電車に乗っている時間が意外に長いので、近ごろは、通勤電車の中でつくっています(笑)。ペンダントのモチーフなどは、電車の中でちょこちょこつくっておいて、帰ってから自宅アトリエでつなぎ合わせていったり……。
よく、おばさまに声をかけられるんですよ。「何つくってるの?」と興味津々に。そんな会話も楽しみながらの作品だから、みなさんにも楽しんでもらえるとうれしいですね。
―今後の活動予定は?
雑貨アーティストとしては、まだまだこれから頑張っていきたいなと思っています。そして、いま講師を務めているラッピングコーディネーターとして、雑貨とラッピングのベストな組み合わせはないかなあと模索中です。エコロジーを意識すれば、過剰包装はNGなのだけれど、二次利用できるようなギフトボックスや、箱そのものが商品のようになっているような雑貨をつくってみたいなと思っています。時代と上手に向き合いながらも、包む心や贈る気持ちを大切に考えていきたいと思っています。
(取材/いなだ みほ)