乙女心をくすぐる、ナチュラル素材のアクセサリー titti 青木あいさん
2007年12月09日04時01分青木あいさん/Ai Aoki
アクセサリー作家1983年生まれ。リメイクデザイナーを経て、独学でアクセサリー作りを始め、2007年、アクセサリーブランド「titti」として活動を始める。
http://www.titti-world.com
31日まで、青山の、galerie doux dimancheで開催される、「すてきな秋のためのかわいいアクセサリーたち」展に参加。
本物の花や木の実を使ったアクセサリーづくり
草木染めした花びらを使ったガマグチネックレス。
アクセサリーをつくりはじめたのは、2年前の10月から。それまでは全くつくったことがなかったんです。もともとリメイクをつくるデザイナーとして、古着屋に勤めていましたが、ものづくりは初心者だったので、その会社でいろいろと教わりましたね。辞めた後は、アルバイトをしながら帽子やファッション小物をつくり、そのうちアクセサリーが中心となっていったんです。
―制作はどんな感じで進めているのですか?
草木染めとパーツを組み合わせることが多いです。デザインをノートにためているので、それをアイデアソースにしたり、素材から入るときもありますね。いままで100アイテム近くつくっています。
パーツは自分でつくっているものもあって、全部で15種類、本物の花や木の実、ドライフラワーなどをコーティングしてストックしています。“この日はコーティングする日”というのを決め、もともとの素材がもつ雰囲気を残しつつ、何度も薄くコーティングしていくんです。実験みたいですよ(笑)。
人気アイテムのピアス。お花のふんわり感がかわいい。
最近はシフォンの生地を使った、お花のシリーズが人気ですね。アイテムは、ヘアゴムやガマグチのネックレス、ピアスがあります。大きいピアスは、耳当てをイメージしてつくりました。
女の子は花が好きなので、本物の花を使ったアクセサリーを花言葉と一緒に紹介したりすると、特に喜んでいただけるようです。
―そのほかにも、次々と新しいアイテムが登場しているようですね。
はい、最近つくっているタッティングレースのシリーズは、置いていただいているお店の方とお話ししていて、挑戦したものです。タッティングは初めてだったので、習得するのに時間がかかりましたが、海外のタッティングレースのモチーフをアレンジして、つくっています。
今度つくってみたいと思っているのは、トルコの伝統的なレースの「オヤ」ですね。この夏、本当は実際に見に行く予定だったのですが、残念ながら行くことができなくなって……。でもいつか行ってみたいと思っています。
―アイデアはどのようなところから生まれるのですか?
民話や童話のDVDは、1日1本寝る前に必ず観ています。大好きなのが、『ハンガリアン・フォークテイルズ』。シュールなチェコアニメも観たのですが、もう少しかわいいものが好きですね。それから、世界遺産のDVDもよく観ます。最近気になっているのはやっぱりトルコ。ほかには、『樹木図鑑』もものづくりに欠かせません。山や公園で、木の実を拾って染めたりするので、役立っています。
アトリエには、ナチュラルな色合いの糸や、手づくりのパーツがぎっしり。 加工したパーツはびんにいれて。見た目にもかわいい。 |