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ひとつひとつの作品に思いを込めて―reve dore サトーミチコさん

2007年11月01日06時01分
reve dore(レーブ ドレ)のサトーミチコさんのアトリエは、ちょっぴりレトロなアパートの2階。ドアをノックする前に、ちょっと耳を澄ましたら、ミシンの音が聞こえてきます。「おじゃまします」とのぞいたら、窓から差し込む優しい日差しのなか、サトーさんが楽しげになにやらつくっていました。

reve dore サトーミチコさん/Michiko Satoh

1999年に友人と2人でユニットを組み、2000年の初作品展をきっかけに活動を開始。2006年の春より1人で活動を始める。おもに布小物やニットを中心に雑貨を制作。かつて生花店や園芸店で勤務していた経験も生かし、植物を扱った小物もつくっている。最近では、通販雑誌のデザインやwebマガジンでのワークショップなども。作品は神戸の雑貨屋「kitschen」や尼崎の「GLADBERRY」、軽井沢の「Skog(スクーグ)」などで販売中。

布小物を中心に、さまざまな表情を見せる作品たち


作品づくりのアイデアが浮かんだら、すかさずメモ!
―活動を開始されてから9年になるそうですね。

はい。最初は、友人と一緒にユニットを組んでやっていました。
2006年までは一緒に活動していたのですが、友人の引越しがきっかけで1人になりました。基本的なコンセプトは「自分たちがほしいものをつくる」ということだったのですが、それは今でも変わらないですね。手作りが大好きで、ユニットを組む前からよくつくっていたんですよ。「世の中には、自分たちがほしいものがないなあ」「じゃあ、つくろう!」みたいな感じでスタートしました。

もともと雑貨が大好き。雑誌やお菓子のパッケージとかも好きだし、リボンやボタンも好き。ちょっとノスタルジックなテイストのものも好きだし……。既存のものにちょっとリボンやボタンをつけたりといったアレンジも好きで、よくしますね。

―最初の作品は、どんなものだったのですか?

最初の作品は、フェルトでつくったフォトフレームでした。神戸の雑貨ショップに声をかけてもらったのがきっかけで。まだ、ひとつもオリジナル作品を持っていなかったのですが、「せっかくのチャンスだからやろう!」ってことになって。2人だからできたのかもしれない、と今になって思いますね。

―これまで、どんなものをつくってこられましたか?

母親が洋裁をしていたこともあって、布小物を中心につくってきました。バッグ、ポーチ、ランチョンマット、コースター、マフラー、ブックカバー、ティーコゼーなどなど。あと、お花が大好きで、生花店や園芸店に勤めていたこともあるんです。それで、リースをつくったりもしています。あと、キャンドルとか。

「フェリシモ」さんの企画で「さをり織り」をつかった商品を考える、ということもあります。自分で思いついたアイデアで作品をつくることが基本なのですが、“お題”をいただいて考えるというのも楽しい! 作品を置いていただいているお店からの提案や、企画展の内容によって誕生する作品もあるので、その表情はさまざまかもしれません。


(左)初めて開催した作品展での作品。フェルトのフォトフレーム。 (右)初期の作品「手足の長い人」。

―アイデアの源は、どんなところから?

町を歩いて季節を感じたり、市場に出かけてみたり……。はたまた、本を読んだり、映画を観たり、ときにはギャル雑誌のページをめくってみたり(笑)。情報収集は結構しますね。

9年間、雑貨づくりに携わっていて本当に”オリジナルをつくる“っていうのは難しいなって実感しています。

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