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色づかいの楽しさを教えてくれる、cremeuxさんのやさしい布小物

2007年11月03日01時01分
どこか懐かしい気持ちにさせてくれる、やさしい色づかい、手縫いの温かさ……。バッグ、お財布、ブローチなどの作品を手がけているcremeux(クレムー)さんに、手縫いの楽しさ、色に対するこだわりをうかがいました。

cremeuxさん

布作家。福島県出身。きれいな色の糸を活かした、手縫いのぬいぐるみや布小物を制作している。2007年4月からは、鬼子母神の「手創り市」に定期的に参加。作品は、『はぎれがあったら…ちょこっとつくる。』(パッチワーク通信社)にも掲載されている。
ホームページ:http://www.geocities.jp/cremeux_chico/

作品づくりは「塗り絵やお絵かきをしている感じ」


自分用に作りつづけている、歴代の財布とバッグ。
―もの作りは、いつから?

一緒に住んでいたおばあちゃんが、何でも手縫いで作っていたのを手伝っていたので、小さな頃からお布団を直したり、小学校の自由研究でもぬいぐるみを作ったりと、自然に針仕事を始めていました。きちんと始めたのは、8年前くらいからです。最初はミシンで作っていたのですが、あまり相性が合わなくて(笑)。それまで手縫いは強度的に心配だったのですが、自分で使ってみて「手縫いでも、たくさん縫えば強くなる」って気がついて、それからは全部手縫いで作っています。

―最初はどんなものを作ったのですか?

もともとは、ブローチやバッグ、ポーチなど、自分で使いたいものを作っていました。なかでもお財布は、自分用にずっと手縫いで作っていますが、使ってみては改良しているので、作るたびにどんどん使いやすくなっています(笑)。

―販売するようになったのはいつ頃から?

ミシンで作っていたときも知り合いの店に置いてもらったり、イベントに出させていただいたりしていたのですが、そのときは受注で作っていたんです。そうすると、作り終わらないと次のものを作れないから、何個も作っているうちに元気がなくなってきてしまって。だから手縫いにしてからは、受注は受けていません。

―作品は、どのように作っているのですか?

まず1枚の布を使って、折ってみたりしながら、小さいハギレをつなげて足していきます。それを形にしたら、裏返して布を当てて、工作みたいな要領で裏生地を貼っていくんです。

11月に行われた「わたしの針仕事展」の様子。
端の部分はほどけないように、全部かがるようにしています。それから糸を刺していきます。丸を描いたりして、塗り絵やお絵かきをしている感じなので、同じものを作ろうと思っても違うものができてしまいますね。型紙は取らないので、そういう意味でも1個ずつしかできないんです。

―どのくらい時間がかかりますか?

ほかの仕事をしながら少しずつ作っているので、大きい作品は結構時間がかかります。でも完成を早く見たいので、ひとつずつ完成させています。小さなブローチは30分くらいで作れます。お裁縫箱を持ち歩いているので、お昼休みに作って、それをつけて帰ったりしています(笑)。

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