エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.12
2008年12月01日08時01分♯2 寒い季節もほっこり♪ あたたかい手編み作品と皮小物が魅力―「Little Dress Maker」のふじのき姉妹さん
冬こそうれしいあったかニット作品やファー付き小物を手作りする、ふじのき姉妹さんの登場です!
埼玉県出身。高校の美術部卒業後、都内私立大学を経て一般企業の会社員に。(姉妹ともに)ふだんはOLをしながら、趣味で洋裁・編み物(姉)や皮小物(妹)を制作。姉はソーイングスタジオ「クチート」応用コース在籍中。2008年10月29日~11月10日開催のグループ展『EN博2』に姉妹で出展。
「Little Dress Maker」
EN博2(2008年10月29日~11月10日)での展示風景。
「多くの方に見ていただけ、とてもいい経験になりました」
姉 両親そろってものづくりが大好きで、物心ついたころにはふたりとも針と糸を持っていました。特に母の影響を受けて、洋裁や編み物をするようになりましたね。
小さい子供の頃は、毎日母の作った服を姉妹おそろいで着ていました。
高校くらいになると、自分で作ったものを身につけるようになったんですが、やっぱり安っぽいものしか作れなくて・・・。もっと高等な技術を身につけたい、クオリティの高いものを作りたいと思い、今は洋裁学校に通っています。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
姉 洋裁と編み物、特に編み物の中でもかぎ針で編むレース編みが得意です。私は体が小さいので、既製服でサイズが合う服がなかなかありません。かといって子供服では着られるデザインが限られるので、“いっそのこと自分で作ってしまえばいい!”と考えて作るようになりました。サイズもぴったり、デザインも柄も思い通りの服が作れるのは、本当に楽しくてワクワクします。
妹 私は軟らかい革を使ったバッグやアクセサリーをよく作ります。もともと革のアイテムのものが好きだったのですが、お店で買うとやっぱりお値段もなかなかお高いもので・・・。
そんなとき卸問屋街で有名な日暮里へ行った際に、加工品ではなく、本当に元の革を売っている革問屋さんを発見しまして。これは自分でも作れるのではと思い、見よう見まねで作り始めました。
(左)革小物の製作には欠かせない道具たち。 (中)柔らかニットのフードつきケープ。「EN博のグループ展で真っ先に売れた作品です。作った自分も“やっぱりカワイイ♪”って思いました(笑)」 (右)冬にぴったりなファー付きハンドバッグ。「ちょっとしたお出かけにちょうどいい大きさです」 |
モチーフをあしらった白いワンピースとボレロ。
「どちらもカジュアルにも、簡単なパーティーにも
使えます。ボレロはパーティーで活躍しています」
――他の分野で挑戦してみたいものは?
姉 洋服だけではなく、レースを使ったアクセサリーなども作ってみたいと考えています。
先日出展した『EN博2』で、後輩がアクセサリーを作っていたのを見て、インスピレーションを受けました。
妹 最近トイカメラにはまっていて、友人と写真部をたちあげました(笑)。もっと写真の腕を磨いて、写真展を開いてみたいと思っています。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
姉 寒くなってくるので、毛糸のルームシューズやストール、暖かいルームウェアなどを作りたいと考えています。
今までは、人に見られる服や小物を作っていましたが、それにプラスして、パジャマやルームウェアのような自分だけの空間を彩るものたちを作りたいと考えています。
妹 今度は少し手の込んだお財布や、趣味のカメラを入れるケースを作りたいなと思っています。また、姉の洋服とコラボした作品も作れたらいいなと思いますね。
続いて、物語が伝わるような心あたたまる和紙人形を手作りする、japanesque-dollさんの登場です!