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エキサイトブロガーハンドメイド作家特集　Vol.37

2010年11月02日13時01分

プロ・アマチュア問わず、実はハンドメイドの達人が多く利用していることでも有名なエキサイトブログ。そんなエキサイトブロガーから、選りすぐりのハンドメイド作家の方々の、とっておきのアトリエをご紹介。

今回は 「マレエモンテの日々」のマレエモンテさんにご登場いただきます。

♯1 キラキラ光るメタルビーズがおしゃれ＆華やかさをアップ！――「マレエモンテの日々」のマレエモンテさん

バッグや洋服のアクセントからクリスマスのオーナメントまで、メタルビーズを思いのままに楽しむ、マレエモンテさんの登場です！

マレエモンテさん
月刊のファッション誌で働いた後、専業主婦に。12年前にメタルビーズと出会い、趣味としてはじめる。メタルビーズをつけた服を幼稚園に来て行った時、「教えて！」と声がかかり、友人にもメタルビーズを教えるようになる。約7年前からメタルビーズ教室をスタート。現在は自宅の横浜教室の他に東京、名古屋、芦屋教室を主宰。ウエブショップ「マレエモンテ」でメタルビーズも販売。

「マレエモンテの日々」

横浜教室は自宅で開催。「横浜教室は少人数での教室な
ので、話に花が咲くことが多いですね」

――手作りをはじめたきっかけは？

小さな頃から何かを作るのが好きな子どもでした。中学生の頃は学校で使うノートを手作りしたり、キルティングの巾着を作ってみたり。何がきっかけではじめたのかは覚えていませんが、気がついたら手作りしていたという感じです。

――得意な分野は？またその分野に興味をもったきっかけは？

もちろんメタルビーズです。メタルビーズというのは裏に糊が入っているビーズのこと。このビーズに熱を加えると洋服などにビーズがつきます。今でこそメタルビーズのキラキラが大好きですが、実は20代頃は「洋服が光っているなんて…」と思っていました（笑）。当時は、無地のシンプルな服にゴールドやシルバー素材のアクセサリー、というスタイルが好きでしたので。
その趣味が180度変わったのが30代の時。下の娘を出産してからです。娘が赤ちゃんの頃、抱っこをしていた時にパールのネックレスを掴み、引きちぎられてしまったことがあって…。その時に「洋服にネックレスがついていればいいのに…」と思い、出会ったのがメタルビーズでした。それがきっかけですね。

それからはアクセサリーをつけずにキラキラを楽しめるメタルビーズにどんどん夢中になりました。今ではアクセサリーもメタルビーズもどちらもつけるようになり、やたらと光らせております（笑）。

（左）クリスマスツリーに飾るオーナメントもメタルビーズで。「毎年少しずつ作っていて今年で６年目になりますが、まだ全体を飾
ることができないほど、手間がかかる作業です」
（中）ベロアのくるみボタンは今年教室で大ヒットした商品。イニシャルや小さな王冠、リボンなどのモチーフが人気。
（右）教室の大半の生徒さんも制作されたイニシャルバッグ。「額縁、イニシャルは緑の他、紫系、ゴールド系が人気でした」

今年のユニクロのコートをメタルビーズで。胸にはエンブレムを。
背中にはスカルを。「大きなモチーフはビーズをみっしり埋めて
しまうと作る時間が大変かかりますが、輪郭をとり、その中にビ
ビーズを散らすデザインは3時間くらいで完成します」

―マレエモンテさんにとってハンドメイドの魅力＆自分らしい作品作りのポイントは？

ハンドメイドの魅力は、やはり自分の好きなデザインを自分の好きな色で作ることができるということでしょうか。自分の頭の中で思い描いていたものができていくのは、何よりも楽しいですね。

自分らしい作品作りのポイントというものは、ちょっと難しいのですが…。私らしいメタルビーズといえば、クリスマスツリーですね。あれは100パーセント自分の趣味です。メタルビーズのキラキラ感とかわいい感じがとっても気に入っています。

ですが、バッグや洋服につけるモチーフは、生徒さんから「もうちょっと大きめのハートで」とか「迷彩柄のクマが欲しい」などのリクエストを受け、「はい！はい！」と作っているので、自分のやりたいこと、というのではないです。
そういう意味で、私らしさというのは、生徒さんのリクエストを生徒さんが満足するようにモチーフを生みだすことでしょうか。生徒さんの頭の中にでき上がっているイメージを具体的にして、完成させるというのが私らしさ…なんだと思います。

――他の分野で挑戦してみたいものは？

ハンドメイドの分野ではメタルビーズ以外ないのですが…。来年から上の娘が中学生になり、お弁当生活になります。なので、中学生女子が喜ぶキャラ弁を作りたいですね！

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

いつかクリスマスの個展を開きたいなと思っています。大きなクリスマスツリーにメタルビーズでできたオーナメントをどっさり飾って。オーナメントはひとつ作るのに非常に時間がかかるので、だいぶ先の話になるかと思いますが…。

11月に初めて行ったメタルビーズ教室秋祭りの様子。メタル
ビーズ教室にはいろいろな分野のプロの方も多く、もちろん
ハンドメイドのプロも…。「生徒さん同士の交流、皆さんの
得意分野のご紹介などを目的とした会でした。たくさんの生
徒さんにいらしていただき、大成功でした」

あとは、メタルビーズ教室にいらっしゃる生徒さんは才能豊かな方が多いので、その方たちと何かコラボのようなものができたらいいな、と思っています。
生徒さんのたちの豊かな才能を世の中に広めたいなあ、とずっと思っていて、今年の11月に「メタルビーズ教室秋祭り」を開催したのですが、これが大変すばらしい作品ばかりでした。今年は横浜教室と東京教室の生徒さんのみで開催したお祭りですが、来年は名古屋や芦屋教室の方とも何かしらできるといいなあと思っています。

主婦の方って才能があってもそれを発揮できる場がないってこと、ありませんか？世の中ブログやツイッター、facebookなどコミュニケーションツールは数多く存在していますが、メタルビーズ教室に通われている方に聞いてみると、あまり使われていらっしゃらないようで…。私は長年ファッション誌で働いていたせいか「まだ発掘されていない才能を世に送り出す」という欲求がどうもあるみたいです。
情報は発信されていない、でもキラッとしたもの。これらに光を当てながら、メタルビーズともコラボレーションしていけたらいいなと思っています。たとえば、カルトナージュとメタルビーズのコラボとか、バッグとのコラボとか。
今回もお祭りでカルトナージュやバッグなどが出品されましたが、これらはメタルビーズが装着できるもの、という趣旨でした。今後はそんな展開ができるといいですね。