ハンドメイドレシピと手作り情報サイト

エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 vol.38

2010年11月02日21時01分
プロ・アマチュア問わず、実はハンドメイドの達人が多く利用していることでも有名なエキサイトブログ。そんなエキサイトブロガーから、選りすぐりのハンドメイド作家の方々の、とっておきのアトリエをご紹介。

今回は「はっかあめの手作り大好き」のpeppermint-bonbonさんにご登場いただきます。


♯1 思わず笑顔になれるかわいいフェルト作品に心もほっこり!――「はっかあめの手作り大好き」のpeppermint-bonbonさん


フェルトボールや動物、クリスマスのオーナメントなど、心あたたまる羊毛フェルト作品を手がける、peppermint-bonbonさんの登場です!

peppermint-bonbonさん
学生時代は美術部に所属。10年前、銀粘土に興味を持ち、インストラクター免許を取得。その頃、某手芸メーカーから特殊なインクを使って「絵を描く」仕事の依頼を受け、もの作りをはじめる。現在、メーカーの仕事を継続しながら、羊毛フェルト作品などを制作。大阪中崎町の雑貨店に作品を委託するほか、不定期に羊毛フェルトのワークショップを開催。ワークショップの詳細はブログにて紹介。

「はっかあめの手作り大好き」



いつも作業する部屋の窓辺。「気に入ったものができあがる
と飾っておくお気に入りの場所です」

――手作りをはじめたきっかけは?

私は、学生時代に編み物を少々していたぐらい。手芸とは無縁で、ボタンつけさえしない人でした。そんな私の手作りのはじまりは、10年前、銀粘土に興味を持ち、インストラクター免許を取得したことでした。しかし材料も高価で、加工も力仕事なので、性に合わず、結局それ以上深く追求することはありませんでした…。
そんなとき、学生時代に美術部に所属していた私に、たまたま妹を通じて、某手芸メーカーから「絵を描く」仕事をいただいたのですが、そのことがもの作りのきっかけとなりました。

メーカからくる仕事はさまざまで、作品の複製を主にしていました。その頃から仕事が来るたび、どうすれば、より美しく忠実に複製できるかを考えたりしていました。
最初は、仕事で使った手法を練習もかねて、自分でもオリジナル作品を作ってみました。例えば、ステンシルだったら、自分で型紙を切り抜いて市販のプリント生地にステンシルを施してみたり…。そのうち、よく使うことになった羊毛フェルトで、フェルトボールを作ってみたり…、自分でも挑戦のつもりで続けてきました。
次第に自分でもいろいろ手作りするようになって、手作り市やワークショップをしてみたり、友人のお店や雑貨店に置かせてもらったりして、現在に至っています。

――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?

最近では羊毛フェルトです。5年前、仕事で水フェルトといって、洗剤入りのぬるま湯で摩擦する方法で、コースターを作ったのが初めてでした。自分の作品として作ったのは、ペットボトルの蓋を利用した 小さなケーキのマグネットでした。

メーカーからの仕事の依頼は、多岐にわたりますが、流行によって変わってしまうものも多い中、羊毛フェルトは根強い人気で、幅広い方々に受け入れられて、長く関わる素材でした。その温かみのある自然な素材は、触っているだけで癒されるというか…、作品ができあがって手にとると、愛おしくて、たまらないんです。




(左)手元に思いつくままの材料を出して広げるので、作業は低い座卓で。奥に見えるのはベンチチェスト。羊毛やその他の
材料を収納。「どんどん増える資材が悩みの種です」
(中)「秋の味覚と 手のなかハリネズミ」。手の中でコロンと丸まったようなハリネズミと栗やきのこのブローチ。
(右)クリスマスツリーのオーナメントも羊毛フェルトで作成した今季の作品。



『7人のこびと』企画展に出品した作品。「7人それぞれの表情と仕草
に特徴を出すのに苦労しました」
―peppermint-bonbonさんにとってハンドメイドの魅力&自分らしい作品作りのポイントは?

もちろん、この世にひとつしかないものを作るということ。たとえ同じレシピと材料を使っても、その人がその時に作ったものは、たったひとつというのが、素敵なことですよね。
特に羊毛フェルトの魅力は、失敗の少ない素材で、やり直しがきくというところでしょうか。決断力のない私には、ぴったりの素材だったのです(笑)。私は、いつも満足のゆくまでやり直ししています。
自分らしい作品のポイントとしては、せっかく温かみのある素材を使っているのだから、作品と目の合った人が、「クスッ」と笑えて、ちょっとでも幸せになるような、作品を作っていきたいですね。

――他の分野で挑戦してみたいものは?

学生時代から考えると、いままでも充分「挑戦」だったわけですが、羊毛フェルトの柔らかさや温かみを活かせるような異素材を取り込んだ作品を作ってみたいと思っています。
そして、苦手の針仕事も…。針仕事ができれば、パンチングフェルトというフェルト刺しゅうなどを施したリネンを、バックやポーチなどにも仕立てたいと思っています。以前から、フェルトは季節感がある素材なので、夏にも暑苦しくなく楽めればいいなぁと考えていました。これなら少しは、絵の才能も活かせるはずかなと思っています(笑)。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

まだ具体的なことは未定ですが、来年2月頃に友人のお店「まどか」というところで、『窓辺個展』を計画中です。『窓辺個展』の会場は、小さくてレトロな喫茶店。毎朝焙煎される珈琲豆の香りで満たされています。2階には小学校の机と椅子があったりして、誰にとっても懐かしい雰囲気。1階には、2つの出窓があって、その素敵な窓辺をいかして、「早春の森の風景」をモチーフにした作品作りをしようと思って、今から楽しみにしています。





次回もお楽しみに!

クリスマス  , エキサイトブロガー  , 羊毛フェルト  , アクセサリー  , オーナメント  , ハンドメイド  ,

最新情報をSNSでも配信中♪

twitter

このサイトに掲載された作品に関して、その作品の作者以外の方は写真やデザインを複製して販売したり、商用利用はしないでください。
個人の趣味の範囲でお楽しみいただくようお願いします。

Copyright © 2008-2024 Atelier, Inc. All Rights Reserved.