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娘達のために…、編み始めたニット小物が ママ達みんなの子供達のためのモノに…。-*ricotto

2010年11月03日00時01分
お腹の中に長女がいる頃からゆっくりはじめた編み物。生まれてきた娘に、ポンチョやおくるみ、帽子やベビーシューズを身につけてお出かけするたびに「かわいいね」と知らない方から声をかけてもらい、自分でデザインした子供の小物を制作するようになった*ricotto(リコット)のモリシマノリコさん。デリケートな赤ちゃんや子供のお肌のこともちゃんと考えながら、大人だったほしくなるような、シンプルでナチュラル、透明感溢れる作品を作り出しています。そんなモリシマノリコさんに”コドモノコモノ”に対するこだわりをうかがいました。

*ricotto モリシマノリコ/Noriko Morishima

1977年大阪生まれ。2000年大学卒業後、良品計画入社。2007年退社後*ricottoをスタート。新生児から5歳くらいまでの子供のための、靴や帽子、マフラーなどファッション小物をニットで制作。作品は知人の紹介制で、受注販売。現在5歳と2歳のコドモを育てながら制作活動を行う。現在、作品取り扱い店は、「ili」(http://www.ili-jp.net/)、「紅茶・中国茶専門店Uf-fu」(http://www.uffu.net/)。※ご紹介制のオーダーでのみの承りですが以下のお店にだけ作品をご用意しています HP:http://ricotto.jp

「娘達に着せたいな」…そんな思いで作り始めた愛情たっぷりのニット小物


ノーブルであたたかなな雰囲気が漂っています。
―ニット作家さんになって何年になりますか?

2007年から制作活動を始めたので、4年になります。勤めていた会社を退職後、育児休暇中に、第1子のために、おくるみ、ポンチョ、お帽子やお靴などを編んでいたんですね。それらを娘に身につけさせてお出かけすると、行く先々で「かわいいですね?」、「どこで買ったんですか?」などと知らない方からお声をかけていただくことが多くて…! 自分で言うのもなんなんですが、すっごく好評だったんですね。それを見た主人が「ちょっと、何かはじめてみたら?」と背中を押してくれて…。それが、きっかけです。 子供が大きくなったら、また復職するだろうなと漠然と考えていたのですが、出産してからは、子供を預けて働くことに疑問を持ち始めていたんですね。できたら、子供のそばにいて、成長を見守りたいなって…。子供のそばにいてできる仕事、という意味ではニット作家の活動は、いいかなと思いました。今は、子育てをしながら無理のないスタンスでしています。

―作品にはどのようなものがありますか?

はい。今、自分のブランドとして3ブランド持っています。まず「*ricotto(リコット)」という「コドモノコモノ」ブランド。お靴、お帽子など、子供のためのファッション小物がメインです。それと「no*ricotto(ノ・リコット)」、このブランドでは、芦屋にある紅茶専門店「Uf-fu」さんのティーコゼーなど、「コドモノコモノ」以外を手がけています。そしてもう1つが「*ricotto et nene」(リコット エ ネネ)。2010年からはじめたブランドなのですが、生まれてから1歳くらいまでの赤ちゃんのためのラインを作っています。例えば、お祝いやお宮参りようのシルクのお靴などを作っているんです。
現在は、自分の子供達の成長に合わせて作る「*ricotto(リコット)」を中心に、この3ブランドを展開しています。


(左) 「*ricotto」のお靴達。ボンボンがかわいい。 (中央) カシミヤベレー帽。暖かさと肌ざわりがバツグンです。
(右) カノコ編みシリーズ。丸いフォルムのミトンがかわいい。ストールはタマキニイメさんのもの。

―「Uf-fu」さんのティーコゼーのブランドは、大人のための小物の展開なのですね?

そうですね。「コドモノコモノ」以外のものはこのブランドで展開してく予定です。ティーコゼーは、知人に紹介していただいて、「Uf-fu」さんからご提案いただき作るようになったアイテムです。こういうきっかけがあったおかげで、作品づくりにも幅が広がりました。


(左)「no*ricotto」のティーコゼー。シンプル&ナチュラルテイスト。
(右)色は2色で展開。内側の布は「Uf-fu」さんの紅茶で染めたコットン生地を使用しています。

―それぞれのブランドのテイストや目指しているところは?

「*ricotto」は、シンプルでどんなお洋服にも合うようなものを目指しています。子供のモノだからと言って、分かりやすい淡いピンクやブルーだけでなくもう少しシックな色使いにしたり、かわいいだけのデザインではなく、ナチュラルな雰囲気で、自然にコドモのかわいさが引き立つようななデザインを心がけています。

―そういうこだわりは、素材使いにも感じられますね。

はい。できるだけ素材は心地いいものを使うようにしています。子供は心地よくないと身につけてくれませんので(笑)!編み物の小物だから、作品も自然に冬ものが多いのですが、ウールなどは、子供たちはチクチクするから苦手だったり、肌が弱いお子さんは、かゆくなったりされるんですね。だから、素材にはこだわって、肌ざわりのよいカシミアやオーガニックコットンなども取り入れるようにしています。使用する材料は、一度編み地を作って肌ざわりをチェックしてから使用する糸を決めていきます。あと、玉で見ると糸が重なっているので、色が濃く見えるんですけど、編んでみると色が薄く、思っていたニュアンスと違うこともあるので、糸選びは妥協せずにこだわっています。また、カシミア100%を使った贅沢なベレー帽、お靴などは、できるだけ販売価格を低くしたいので、仕入れは慎重に行なっています。


(左)「*ricotto」のゆきんこポンチョ。長女が生まれた時に編んだ、最初の作品
(右)「*ricotto」マリンテイストのニット帽。

―作品制作に影響を受けている方、モノなどはありますか?

「ボンポアン」や「プチバトー」などヨーロッパブランドの色使いやデザインはとても好きです。今私には5歳と2歳の娘がいるのですが、基本的には自分の子供たちのワードローブに合ったモノを作るようにしています。

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