エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 vol.41
2011年12月02日23時01分今回は「布箱マルシェ」のLierreさんにご登場いただきます。
♯1 上品で大人かわいいカルトナージュ作品がインテリアをおしゃれに引き立てる――「布箱マルシェ」のLierreさん
季節感を取り入れたリネンにリボンをプラスしてオリジナル感を演出する、Lierreさんの登場です!
横浜市在住。2002年、カルトナージュに出会い、教室に通って3年間技術を習得。作品の委託販売、グループ展での作品展開催などを経て、2005年より、「nunobaco Lierre」という名前のカルトナージュ教室をスタート。現在、自宅アトリエをはじめ、「東急セミナーBE たまプラーザ校」、横浜の花屋&カフェ「ラプティフルール」、自由が丘「unripe」にてレッスンを展開。ホームページ「Atelier nunobaco Lierre」も運営。
「布箱マルシェ」
自宅リビングのアトリエ。4名までの定期レッスンを開催。
――手作りをはじめたきっかけは?
昔は手作業にあまり興味はなく、むしろ苦手なほうでした。それは両親がその分野において得意なほうであり、洋裁、夏休みの宿題の自由課題などは手伝ってもらえる環境にあったからだと思います。
そんな私が手作りをはじめたきっかけは、子どもが幼稚園に入園した時のことです。身の回り品をはじめ、「こんなものも作るの!?」と思うようなものまですべて手作り。毎年のクリスマス会では、テーマに沿った手作りのプレゼントを用意しないといけない環境でした。そのような園生活の中で手作りを通して、出会った友人が雑貨作りの楽しさを教えてくれました。
そんな中、新居の建築中にカルトナージュに出会い、インテリア小物を手作りしたいと思い、教室へ通いはじめました。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
カルトナージュです。幼少期にいくつかの習い事を、大人になってからもフラワーアレンジや写真教室、料理、パン教室などの習い事をいろいろしてきましたが、一番長く、そして飽きずに続けてこられたのがカルトナージュだったので、これは縁ある出会いだと思っています。
当時、「新居のリビングに飾れるものを自分で作りたい」という目標があって、工作のような感覚でカルトナージュを習いはじめました。最初に作ったのは2面の写真立てでしたね。以来、一枚の厚紙から立体へ変身する過程、装飾を施すことでオリジナルの雑貨に変身する過程がとても楽しく、習った作品を復習し、友人へのプレゼントとしても喜ばれ、カルトナージュの魅力にすっかりはまりました。
(左)2008年開催の作品展で製作した作品、ディスプレイボックス。 (中)新作の引き出しの箱とバスケット。 (右)グループ展の出展用に作ったチェスト。「ベース部分はカルトンを3枚合わせで補強して作った一番の力作です」 |
春をイメージして作ったラウンドのトランクとボックス。
ハンドメイドの魅力とは、手作業のぬくもり、オリジナルで1点ものということでしょうか。
カルトナージュの作品は“箱”というイメージがあります。でも、箱といっても、デザインも無限、用途もいろいろです。そんな要素を自分でアレンジして作れる魅力がカルトナージュにはあります。
日常的に使うものとしては、ティッシュボックス、ダストボックス、マガジンラックなどがあり、飾って見せるものといえば宝石箱、壁掛けミラー、時計など。また、収納として使うものとしては、ファイルボックス、蓋付ボックス…などがありますが、自分らしい作品作りという点では、すべてオリジナルで作る、インテリア雑貨のカルトナージュとして、リネンをメインに使い、リボンなどの小物をプラスして、シンプルでちょっと大人かわいいテイストの作品作りを心がけています。
――他の分野で挑戦してみたいものは?
リボンクラフトやソフトファニシングなど、カルトナージュに結びつくようなものに興味がありますね。
他にも、自分にできそうで、カルトナージュのプラス要素となるようなクラフトは何かないかな?と模索中です。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
作品については、思いついたものを形にしたり、何かと作ることが好きなので、現在は1dayレッスン用に季節感を取り入れていろいろな作品を考え中です。
ホームページも2012年1月に完成したので、キットの通信販売を実現させたいですね。教室に通えない方や、カルトナージュを手軽にはじめたいという方へのスタータキットとして、いくつかのアイテムを考えたいと思っています。
また、今後の展開としては、生徒さんとの作品展を開催したいですね。現在、私の教室には中級者や上級者の生徒さんが多数在籍しています。その方たちの中には、お花や茶箱の講師、ネイリスト、茶芸師など多才な方も多いので、そういう方たちとの才能を生かしたコラボを楽しんだり、カルトナージュの力作を一般の方にも見ていただきたいなと思っています。
次回もお楽しみに!