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ユニークなアイデアから生まれる、わたなべちいこさんの「へんてこメガネ」

2008年12月04日02時01分
イラストレーターとして活躍中のわたなべちいこさんは、とにかくユニークで豊かなアイデアの持ち主。そんな彼女が4月に開催する個展は、眺めているだけでもワクワクの、さまざまなデザインのお手製メガネを77個展示する、その名も『へんてこメガネ展』。軽快なトークも楽しい、わたなべさんに、自身の作品のことや、今後の抱負などについて伺った。

わたなべちいこさん/Chiiko Watanabe

イラストレーター
埼玉生まれの兵庫育ち。山奥で元気いっぱい、わんぱくに育つ。いつまでも子ども心を忘れない、充分大人なイラストレーター。あたたかく、どこかクスリと笑える作風で、書籍、雑誌、広告など幅広い分野で活躍中。昨年出版した絵本『わたしのおかいもの』(コクヨS&T)が好評発売中。
ホームページ:http://www.watanabe-world.com/chiiko/

仕掛け絵本のメガネからヒントを得た「へんてこメガネ」


星をデザインした「スーパースターメガネ」は存在感たっぷり。
―わたなべさんは、イラストレーターとしてはどのくらいの期間、活動してこられたのですか?

イラストレーター歴は10年くらいです。子ども時代から絵を描くのが好きで、会社員をしながら副業的に描いてたこともあったんですけど、完全にフリーになったのは、4~5年前ですね。

―去年の12月に出版された絵本『わたしのおかいもの』は、楽しい仕掛けが満載ですね。

この仕掛け絵本は、実は制作期間が結構タイトだったのですが、編集の方やデザイナーさんたちと一緒に、「ここはもっとふざけてたほうが絶対面白いよ」とか、意見を出し合って試行錯誤しながら作り上げた力作です。

―中身が盛りだくさんで楽しいですよね。取り出して遊べる紙製のメガネが絵本の中に入っていますが、ここから『へんてこメガネ展』につながっていったのでしょうか?

そうなんですよ。この絵本が出たときに、サンプルとして、知り合いの保育園に置いてもらったんですけど、バッグや指輪など、ほかにもいろいろ取り出せるものがついている中で、メガネが子どもたちに一番人気だったんです。友人の子どもに見せたときも、同じようにメガネが大好評。それで、へんてこなメガネがたくさん入った絵本の企画を考えるようになって、絵本を作る前に、まずは展覧会をしようかなと思ったんです。

―なるほど。これまでも展覧会は開催されたことがあるんですか?

イラスト展は今までもやっていましたね。でも、ほぼ平面の作品ばかりだったので、立体作品のみの展示は初です。メガネ展はユーザー参加型にしたいなと思っているんですよ。個展というと、自分の作品を飾っておくだけで、ある意味、自己満足で終わることもあります。それよりも実際に、へんてこなメガネが77個あって、見にきてくれた人たちが自分でかけて、記念撮影もできるようにしたいんですよね! その場で購入することもできればいいかな、とか考えたり。あとは、その場でメガネをつくる、ワークショップも開催したいなと思ってますね。


(左)わたなべさんが手がけ、昨年出版された仕掛け絵本『わたしのおかいもの』。
(右)昨年2月に行った個展のために、木製のボードに描いた絵。同じ個展ではモビールなども展示したのだとか。



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