エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 vol.47

2011年12月08日07時01分

♯1 手編みや刺しゅうのあたたかさをプラスした大人かわいい作品が魅力！――「petit bouquet」のけこさん

シンプルな中にかわいさとぬくもりが伝わる手編み作品や布小物、アクセサリー作りを楽しむ、けこさんの登場です！




――手作りをはじめたきっかけは？

母や祖母が編み物や洋裁をしている環境で育ったため、小さい頃から何かを作ることが好きでした。
一時期、手作りから離れた時期もありましたが、新居が団地だったことで、雑誌に出ていた団地を素敵にセルフリフォームされている記事に衝撃を受けました。また「何か作ってみたい」という気持ちが沸き上がり、お部屋作りを通しての手作りがはじまりました。もう17、8年前のことでしょうか。
出産後は子どものものを主に作っていました。洋服やスタイ、バッグなどですが、いつか大きくなった時に、あたたかさを思い出してくれたらいいなという思いでした。
その後、2003年ごろから、ネットで知り合った友人のお誘いで出していただいたone dayショップなどを経て今に至っています。

――得意な分野は？またその分野に興味をもったきっかけは？

洋裁や刺しゅうなどいろいろするのですが、特に編み物が自分では好きですね。
編み物は一本の糸からいろいろなものができ上がるところが面白く、糸と針さえあれば、どこでもできますので手軽です。時間はかかりますが、レース編みから毛糸作品までいろいろ編んでいます。

最近では編み物と布を合わせたりしてひとつの作品を作っています。たとえば、胸元に編み物をほどこしたワンピースや、バッグの部分をエコアンダリアで編み、布やレースで飾ったものや、いくつかお花を編み、そこに布やレースをつけたアクセサリーやコサージュなどです。

（左）レース糸で編んだかぎ針ケース。 （中）ボディはエコアンダリアという糸で手編み。「刺しゅうがアクセントになっているバッグです」 （右）上部はモチーフ編みをつなげて編んだワンピース。「トルソーに着せて飾っています」

―けこさんにとってハンドメイドの魅力＆自分らしい作品作りのポイントは？

編み物は1本の糸から、洋裁は1枚の生地から、色を選び、素材を選び、作れるものは多種多様いろいろなものができ上がります。
どんなものを作ろうかとあれこれ悩む時間も楽しんでいます。自分仕様で好きな大きさを選べるところも手作りのいいところだと思いますね。
モチーフ編みで作品を作ることがあるのですが、1枚ではコースターとして使え、いくつもつなげるとストールになったりとアイデアでいろいろ作ることができます。

自分らしさという点では、好きな雰囲気を盛りこんで、飾るものよりも身につけるもの、使えるものを作っています。ナチュラルでシンプルなもの。でも、ちょっと可愛い雰囲気が伝わるものを作っています。

――他の分野で挑戦してみたいものは？

革を使ったものが好きなので、革手芸を習ってみたいですね。
バッグの持ち手でもそうですが、一部革を使うときちんと感が出るので好きです。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

アンティークの持つ雰囲気も好きなので、手の込んだ素晴らしい手仕事に惹かれます。雰囲気だけでも近づけるようなものが作りたいです。
時間がたっぷりとかかった贅沢なもの、手作りではないとできないあたたかさもお伝えできたらいいな、と思っています。
自分の好きなものを好きなように作れることは幸せなことです。現実はなかなか難しいのですが、制作に追われるのではなく、自分のペースでやっていきたいので、ずっと考えていたネットショップでの販売もしたいと考えています。





次回もお楽しみに！