エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 vol.50
2011年11月01日06時01分今回は「BONHEUR 」のSARARAさんにご登場いただきます。
♯1 “好き”という感覚を大切に、キュートなものからシック&エレガントなハンドメイド作品まで楽しむ!――「BONHEUR 」のSARARAさん
エレガントなかご編みバッグから、キュートな革小物やシックなバッグまで、そのときどきのファッションに合わせた作品作りをてがける、SARARAさんの登場です!
平塚市在住。育児、家事の合間にハンドメイドをはじめてから7年。最初は編み物からはじまり、今では布バッグ、布小物をはじめ、布花、かご編み、革小物など、いろいろなもの作りにチャレンジ。今年の夏、「ホームクチュリエvol.9」に参加。でき上がった作品はオークションなどにも出品。
「BONHEUR 」
キッチンの一角にあるハンドメイドスペース。
「主に布小物はここで作っています」
――手作りをはじめたきっかけは?
次男がまだ幼稚園に入る前に、ご近所のお友だちに『ハンドメイドの会』に誘われたのがきっかけではじめました。最初は「何かを作りたい!」という気持ちからではなく、目的は「ママ友」をもっと作りたいと思ったのがきっかけですね。
特に被服科を卒業したという経歴もなく、趣味の範囲でハンドメイドをはじめました。最初は編み物をしていて、オーバースカートを作ったりしていました。編み物は高校生のときに本を見ながら少しやったことがあり、基本的な編み方は知っていましたが、ハンドメイドの会で、たまたま編み物をなさっている方がいて、その方の作っている作品が素敵だったので、編み物からはじめたわけです。
そのうちリネンの質感がとても好きになり、リネンを使った作品を作るようになり、今では布バッグ、布小物をはじめ、布花、かご編み、革小物など、いろいろなもの作りにチャレンジしています。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
得意な分野は…と聞かれると、はっきりいうとよくわかりません。作りたいな…と思ったものを作っているという感じですが、好きなものというと、基礎知識のないところから自分ではじめた分野ではかご編みと布花作りです。
かごは昔から好きで、自分で作ってみたいという気持ちからかご編みをはじめました。一番最初に編んだのは、市販のかごを見ながら編みましたが、意外と編めちゃいました。それで、いろいろと作ってみたくなって、何個も何個も編んでみました。そのうち、底部分が四角いかごを編んでみたくなり、1冊本を買いました。特に、誰かに教わったりしたことはありませんので、やる気と体力があれば、かご編みは素人でもできると思います。布花は長男の卒業式につけていくコサージュがほしかったのがきっかけです。
また、最近は、革小物のひとつとして、革のミニブーツを作ってアクセサリーとして楽しんだり、革を取り入れたバッグなども気に入っています。革小物は大好きなリバティのはぎれを捨てれなくて、何かに利用できないかな…と思ったのがきっかけです。同じく処分できずにとっておいた革が目に入り、捨てれないなら、作品にしてみようと思ったのがきっかけです。最初は、自分のブーツを参考に型紙を作り、形にしてみました。革の縫い方や、端の処理などの方法は、いつも副資材を購入しているショップのホームページに掲載されていたので、そちらを見ながら勉強しました。こちらも誰かに教わったことはなく、独学です。
(左)紅籐のかごバッグ。「季節柄ラビットファーを使用し、アンティークの手刺しゅうレースを合わせてみました。紅籐は大好きな で、これからも作り続けたい作品です」 (中)ベロア、リネン、オーガンジー…など、さまざまな素材を好きな色に染めて作る布花も大好きな作品のひとつ。 (右)リバティのブラック(チャコールグレーのようなお色)とレザーを合わせて作った、トートバッグ。肘にかけて持ったり、肩から 提げてもOK。 |
最近はまって作っている革小物。「ミニミニシリーズは使っても飾っても
思わずにっこりできちゃいます」
最初は完成したときのうれしさと満足感がとても好きでハンドメイドをしていましたが、自分の作品をいいな…と思ってくださる方がいてくださるようになってからは、「こんな感じがはどうだろう」と考えたことを、自分の気に入ったさまざまな素材を使って表現していく楽しさもハンドメイドの魅力だと感じるようになりました。
また、作品を通じてできていく、人とのつながりもハンドメイドをしているからこそできたことだと思います。
作品は「こんな感じのあったらいいな…」とか、「こんな感じの使ってみたいな…」という気持ちで作っています。定番の形のものや、同じものをいくつも作る場合以外は、完成をイメージして作らず、作っていくうちにここはこんな感じにして…。というふうに製作しています。作っていくうちにひらめくっていう感じでしょうか。たとえば、革小物やバッグなどは、ラフなスタイルにも合うけど、ちょっとおめかししたファッションにも合うようなキュートなもの、大人かわいいもの…とか。かご編みのバッグは夏は涼しげでも秋冬にはファーを使ってみたりして、少しおしゃれにしてみるとか。私なりにアレンジしています。
使用する素材は自分がいいなと思ったものや、好きなもの以外は使用していないのが小さなこだわりです。自分の好きを共感していただける方がいるととてもうれしい…そんなところもハンドメイドの魅力につながっていますね。
――他の分野で挑戦してみたいものは?
数年前にアンティークの手織りの生地や手刺繍のレースを手にしてから、手仕事の魅力にはまりました。いつかは生地から自分で作ったりしてみたいというのは夢です。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
現在は仕事をしながらのハンドメイドなのでなかなか実現しませんが、本格的にいろいろな手法を学んだことがないので、専門家について学んでみたいというのはいつでも思っています。
今までお客様と触れる機会をもっていなかったけれど、今年「ホームクチュリエ」という大きなイベントに参加させていただき、とても勉強になったので、イベントや企画展にはチャンスがあれば参加していきたいです。
次回もお楽しみに!