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雨上がりの空に
- kero さん
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小6の頃に、くそまじめに書いてた小説です(笑)
この間原本が見つかったので書いてみます^^
- 2011/10/15 10:34
- kero さん
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「はあ・・・やっと書けた・・・。」
僕はそう一言つぶやき、ペンを置いた。窓の外をちらりと見ると、朝からの雨はまだ降り続いていた。
僕はできたての作品を手に取り、最終確認のためにもういちど読み直し始めた。
「何あんた、また変な話でも書いてんの?」
僕が最後の大切な仕事に取りかかっているというのに、無神経で空気が読めない姉は、図々しくも、ノックもせずに僕の部屋にのっしのっしと入ってきた。
「うるさいなあ、別に何をしようと僕の勝手だろ。最後の確認をしてるんだから、さっさと出てってくれよ!」
僕の真剣な顔に驚いたのか、案の定姉は素直に出て行った。
そして僕は、また読みかけだった作品の確認をやり始めた。
雨はまだ、降り続いていた。 - 2011/10/15 10:56
- kero さん
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「学、ちょっと手伝って!!」
母が1階から僕を呼んだ。最終確認も大事だけど、母の手伝いをしないわけにもいかないため、ぼくはしぶしぶ1階へ向かった。
僕の家は喫茶店をやっている。毎日満席!というわけでもないけど、町の色々な人がやってくるので結構繁盛している。だから、僕もこうしてときどき店の手伝いに駆り出されることがある。 - 2011/10/29 20:43
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