Korinoさんが届ける、ナチュラルでかわいい生活雑貨
2008年11月01日05時01分Korino 西森範子さん/Noriko Nishimori
ナチュラルでかわいい生活雑貨や、犬雑貨を手がける。手に取ったときに喜んでもらえる作品づくりを心がけ、「手づくりでわんこと仲よく暮らそ!―Happy!Dog life」、「クラフト*Cafe」(日本ヴォーグ社)などで発表。現在は、明石市の「non’s house」にて委託販売をしている。ホームページ:http://www.actv.zaq.ne.jp/korino/
ブログ:http://korino.exblog.jp/
「自分が持ちたいなって思えるもの」が基本
カギ針編みの作品をバスケットにかぶせて。
ランチョンマットとして使うのもおすすめ。
はい。私のふたりの祖母も、母も、手芸の得意な人たちなんです。祖母の家に遊びにいった時には、よく編み物を教えてもらいました。手づくりものが家のなかにたくさんあるのが普通だったので、自然と私も手づくりが好きになっていったような気がします。
―ご家族のみなさんは、どんなジャンルの手づくりが得意なんですか?
母はパッチワークが好きですね。祖母のひとりは、和裁をしていたんです。地元の公民館で先生をしていた経験もあるみたいです。私も、自宅ではいろんなものを作ってますね。ランチョンマット、コースターやティッシュケースとか……。
―Korinoさんとしての活動はいつからですか?
2006年の春からです。友達に紹介してもらったことがきっかけで、明石市にある「non’s house」という雑貨ショップで取り扱っていただくようになったのが最初です。祖母に教えてもらったカギ針編みのレースのコースターとか、ガマ口の財布、バッグやランチョンマットなどを扱ってもらっています。今の季節ですと、方眼編みや花模様に編んだマルチブランケットがおすすめですよ。あと、フリース生地を仕入れて、縁にレース編みを施したものも、ちょこっとしたアクセントになって、かわいく仕上がっています。
―Korinoさんの手づくりのポイントってありますか?
そうですね。身近なものを作ることが多いんです。ワンポイントに刺繍をあしらった巾着とかポーチとか、まず自分が持ちたいなって思えるもの、が基本です。そこから、例えば「バンドエイドがちょうど入るサイズのポーチがあったらな」とか、大きさなどにもこだわって作っています。かわいらしさに加えて、機能も大切だなって。たとえばOLさんの小さなバッグの中、財布や化粧ポーチ、定期入れや鍵、ハンカチ、ティッシュなどなど、さまざまなアイテムをきちんと納めようと思ったら、巾着やポーチのサイズって、結構重要ですよね。それは、私がOLを経験して培った知恵ですね。ちょっと大袈裟ですけど(笑)。
(左)リバティ生地で作ったシュシュ。 (右)小さな刺繍をあしらったナチュラルな巾着。 |
―なるほど。小さくてかわいいだけじゃなく、ちゃんと機能性にもこだわっているんですね! Korinoさんの作品アイテム数はどれくらいありますか?
手づくりをして友達にプレゼントしたりしているものを含めるとかなりの数になると思いますが、レシピをきちんと書きとめているものは20アイテムくらいです。
―テイストはナチュラルなものが多いですね。
はい。個人的に好きなので……。リネンをメインに使っていて、色もナチュラルなブラウン、ベージュ系が多いです。そんなベーシックな生地に、色のある刺繍糸でアクセントに刺繍をしたり、大好きなリバティの生地をバイアステープにして縁取りしたりしています。お客さんに気軽に手に取ってもらえたらうれしいなって思います。
(左)部屋のなかにも手づくり雑貨がたくさん。「生活雑貨を手づくりすることが、小さな頃から普通でした」 (右)大好きなキャス・キッドソンの雑貨に囲まれたアトリエ。 |