サプライズが込められたキッチュでかわいい世界―wool,cube,wool!
2007年12月08日00時01分旅をいろどるアイテムを作りつづけて
エストニア、ラトビアで見つけた、カラフルな民芸品たち。
はりねずみのぬいぐるみは、野外博物館のお祭りで購入!
桜井 浅草橋にはよく行きます。コレクションだとある程度の数が必要になってくるので、問屋街に行ったり。海外も、ヨーロッパでは高いのであまり買えないのですが、アジアでは買ったりします。
木村 海外では、古本やお皿、ハガキなどを買いますね。お皿はカラーコピーをしてコラージュの素材にしたり、個展のディスプレイに使ったりもしています。
―海外へは、いつも2人で行くのですか?
木村 2人で行くことが多いですね。年に1度行くか行かないかなのですが、この間もエストニア、ラトビア、スウェーデンに行ってきました。一緒に行くと、同じものを見ていたり、同じことを考えたりするので、次のアイデアの元になることが多いんです。
桜井 でも、仕事という感じではなく「旅行ついでに素材も買ってくる」くらいの感じです。でないと、旅行が楽しめないですからね(笑)。
(左)動物の絵本や料理の本、ぬりえ、絵ハガキなど、旅先で買い集めたもの。 (右)海外で購入した古い食器は、カラーコピーをしてコラージュに使うのだそう。 |
―もの作り以外に好きなことは?
木村 ふらふらするのが好きですね(笑)。通ったことのない道を歩いてみたり、看板に惹かれるので、面白い看板を見つけたら写真を撮ったりします。普段、家の中で仕事をしているので、外に出ると刺激を受けます。
桜井 私は山とか、キャンプに行ったりするのが好きです。寝袋で寝るのが楽しくて(笑)。
スウェーデンで見つけたリボン。海外ならではの色使い!
木村 手芸の要素も入っている、コラージュの本を作りたいです。それから、立体のものも作りたいですね。
桜井 福井県の「おいしいキッチン」プロジェクトで食器洗いやエプロンをデザインしたのですが、自分たちで作るのではない、デザインだけの仕事というのも試行錯誤で面白かったです。
木村 それから、友だちの輪もどんどん広げていきたいです。今、Afternoon Teaのサイトで「「コラボデート」という連載をしているのですが、毎回、友だちつながりでゲストに出演してもらっているんですよ。年齢関係なく、つながりを広げていけたらいいなと思います。
(取材/赤木真弓)