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エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.27

2009年12月09日02時01分

♯2 ひとつひとつ形の違う「ひょうたんガール」はキュートで心あたたまる“世界でたったひとつ”のアート作品!―「ひょうたん日和」のはやしみほさん


手をかけてひょうたんを栽培し、絵を描くところまですべての工程を楽しむ、はやしみほさんの登場です!

はやしみほさん
富山県生まれ。名古屋造形芸術短期大学を卒業後、東京で看板デザインの仕事を経験。結婚して兼業農家でもある実家の富山に戻り、家事をするかたわら、もの作りをはじめる。ひょうたんに興味を持つようになったのは2006年ぐらいから。2008年に初個展。現在は手作りイベントなどに出展しつつ、ひょうたんの栽培を行っている。 HPも運営中。

「ひょうたん日和」



自宅の作業スペース。いつもここでひょうたんに絵を描く日々。
――手作りをはじめたきっかけは?

昔から手を動かして何か作ることは好きでしたね…。20代前半のころは、学生気分のままでいろいろなものを作ってはイベントに出して、いろいろな世代の方に評価していただくことが好きでした。あのころは自作写真集を何冊も作ってました。製本作業が大好きなので。

結婚して実家に帰ってきてからは、「何をしよう?」という感情があって。そんな時に地元の雑貨屋さんの手作りコーナーというボックスレンタルを見つけたんです。「私にも何かできるかしら?」ってすぐ思いました。それが雑貨作りのきっかけですね。
はじめはひとつの自己満足だったのかもしれません。しかし、私の作ったもので誰かに喜んでもらえたら、私自身もうれしくて幸せだと思うようになりました。人に喜んでいただけることって、すごいことじゃないですか。

――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?

ひょうたんアートです。名づけて『ひょうたんガール』。最初は布小物やアクセサリーを作っていましたが、親戚のおじさんがひょうたん栽培にはまりだして。はじめは、祖父が私のためにおじさんから3つほどひょうたんをもらってきたことがきっかけでした。ひょうたんの形を見ていたら、「顔がほしいの!」って言われてる気がして、女のコを描きはじめました。それが高じて、「自分でも栽培したい」と思うようになって、家の畑でひょうたんを栽培するようになりました(笑)。
ひょうたんって意外に苦労する植物なんですよ。葉っぱにはすぐ虫がきちゃうし、病気にもなったりします。収穫してからも、水につけて中の実を腐らせてからよく洗って乾燥させるので、思ったより手間ひまかかるんです。でもそこが好きなんです。“自分が育てた”っていう、実感が湧きますから。



(左)アトリエの外の屋根を植物のカーテンで覆うように、ひょうたんを軒下でも栽培。
(中)手編みした花を髪に飾った『ひょうたんガール』。作品はアトリエ内にインテリアとしていつもディスプレイ。
(右)小さなガマグチは『ひょうたんガール』をイメージして作ったもの。背景の黒のおうちの刺しゅうはブックカバー。「リボンやレ
ースを縫いつけることが好きです」



マッチ箱のおうちに住んでいる『ハコ入りムスメ』。樹脂粘土の土台に色を着色
して、かわいいストラップに。

――はやしみほさんにとってハンドメイドの魅力&自分らしい作品作りのポイントは?

ひょうたんはひとつひとつ形が違います。自然の産物ですから。だから同じように描こうと思っても一緒のものは絶対にできません。『世界にひとつ』の作品です。そこが魅力ですね。
形が違うからいつも、ひょうたんとにらめっこしながら「どんな顔がいいの?」って語りかけつつ描いています。いつもマトリョーシカと間違われるのですが、よく見てくださったらひょうたんの魅力に気づいていただけるかな?と思います。

――他の分野で挑戦してみたいものは?

ひょうたんに出会う前は布小物を制作していたので、また布でも何か作りたいですね。昔、私が作ったポーチを大事に持って使ってくださっている光景を見て、「ああ、頑張らなくちゃ!」って思いました。
また、ひょうたんガールみたいな女の子の絵のものを「もっと持ち歩けるような感じにできないかな?」ってある人に言われて、樹脂粘土の土台に絵付けをしてストラップを作っているのですが、樹脂粘土での展開も広げたいですね。こういう細かい作業は好きなので。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

ひょうたんガールはどんどん作っていこうと思っています。今年はたくさんのひょうたんが実っているのですが、細長いひょうたんや、大きなひょうたんなども実りました。いつもより、形のバリエーションが多いのでいろんな絵を描こうと思っています。
また、たくさんの方に作品を手に取ってご覧になっていただきたいので、大きな手作りイベントに出展したいと考えています。






続いて、アンティークな香りのする刺しゅうをていねいに手がける、沙優さんの登場です!

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