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エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.27

2009年12月09日02時01分
プロ・アマチュア問わず、実はハンドメイドの達人が多く利用していることでも有名なエキサイトブログ。今回はそんなエキサイトブロガーから、選りすぐりのハンドメイド作家の方々の、とっておきのアトリエをご紹介。洋裁、編み物、手芸、ミニチュア雑貨、フラワーアレンジメント……様々な分野で活躍するブロガーたちの、それぞれの手作りのルーツとは?

第二十七弾も、ハンドメイドを愛してやまない素敵な作家兼ブロガーさんにご登場いただきます!


♯1 さわやかなリゾートの風を運ぶハワイアンキルトがとても素敵!――「バニヤンの木陰で・・・」のmiliさん


ハワイの伝統的なキルトに思いを馳せながら、自分らしいオリジナル作品を仕上げる、miliさんの登場です!

miliさん
服飾系学校を卒業後、川島テキスタイルスクールで染織を学ぶ。その後アパレル関係の仕事に就く予定が、普通の会社員となり、長く勤める。12年前に大きな病気をきっかけに退社。「何か形に残せる仕事がしたい」と思い、以前から自己流で続けていたパッチワークを基本から学び、(財)日本手芸普及協会パッチワークキルト講師取得。さらに、毎年訪れていた好きなハワイで、ハワイアンキルトを学ぶため、現地のマスターキルター、メアリー・シーザーに師事。8年前よりキルトクラスを主宰。昨年よりクラスを縮小し、現在自分の好きなキルト作りを楽しむ日々。

「バニヤンの木陰で・・・」



仕事机にはキルトのストーリーが載っている洋書やハワイで買ってきた植物の本。
デザインソースは、自身で撮った植物の写真なども参考に。

――手作りをはじめたきっかけは?

小学生のころから普段着る洋服はすべて母の手作りでした。母は器用な人で特別習ったわけでもないのに、ウールの着物や浴衣なども縫ってくれていたんです。
アメリカの雑誌、「セブンティーン」や「ハーパース・バザー」、また当時出ていた「それいゆ」や「ジュニアそれいゆ」に載っている中原淳一氏の描くスタイル画の中から好きな洋服を作ってくれました。

いつも母が縫いものをしている環境でしたので、洋服は手作りが当たり前と思っていて。新しい洋服を作る時に母や姉妹たちでスタイル雑誌を見ながらあれこれ決めるのが、楽しい時間であり、とても自然なことでした。そういう環境で育ったので、私も自然と手作りをするようになり、見よう見まねで洋服を作るようになりましたね。
初めて自分の洋服をきちんと作ったのは中学生のころ。思った以上に上手にできたことが、今まで続けてこられたきっかけでしょうか。そして、もっと上手になるために服飾系の学校に行くことになったのです。

――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?

得意な分野といえば縫うこと全般、特に今はハワイアンキルトでしょうか。
「何か形に残せる仕事をしたい」と思い、パッチワークキルトを基本から学び、資格を取りました。資格を取った後、今度は「どんな分野のパッチワークを専門にしていこうかな?」と考えた時に、大好きで毎年訪れていたハワイで見ていたハワイアンキルトのことがすぐに頭に浮かんだのです。
それまではリゾートとして過ごしていただけのでハワイの旅に、キルトを学ぶ目的を持って訪れるようになりました。そんなハワイ好きがきっかけで、ハワイアンキルトにすっかり魅せられ、今では得意分野になってしまったのです(笑)。



(左)仕事場のコーナーにはいつもお気に入りのキルトをディスプレイ。スタンドフープはここが定位置、本箱にはよく使う本だけ
を収納。
(中)お気に入りのプルメリアのショルダー。「色合いがシックなので洋服を選ばず、これからの季節に活躍しそうです」
(右)ウル(ぱんの木)のクッション。ハワイアンキルトをはじめる時に必ず作るのがウルのモチーフ。成長、繁栄などの意味がある
のでファーストキルトに。



エンジェルストランペットのテーブルランナー。「モチーフはハワイアンですが、
土台に紬調の布を使って和モダンの感じを出しています。コースターを市松
にしているので、和の湯のみを使っても合いそうです」
――ハワイアンキルトの魅力&自分らしい作品作りのポイントは?

ハワイアンキルトといえば2色で作る色彩のコントラストや、大らかなデザインなどが特徴ですが、私の場合、ハワイが好きではじめたことなので、そのぶん、少し思い入れが違うような気がします。

私の場合は特に、昔のハワイアンキルトにまつわる話が好きですし、ハワイに行った時に図書館で昔のパターンをトレースしていると、当時の女性たちのキルトデザインの素晴らしさや、そのころの生活に少しでも気持ちが近づけることを感じます。そんなことが私にとって、喜びであり、またハワイアンキルトの魅力でもあるんです。
もの作りにはみな歴史的な背景があって、今があるのかなと思います。

そんなふうにいうと、正統派ハワイアンキルトの作品作りをするのかなと思われるのですが、私の作品作りは、もともとのハワイアンキルトに何かひとつパッチワークなどの要素を取り入れることで、オリジナル感を出すことをポイントにしています。

――他の分野で挑戦してみたいものは?

写真ですね。
エキサイトブログをはじめて感じたことは、みなさんの写真がとても素晴らしいことです。中にはプロ級の方もいらして、いつも感心しています。そんなみなさんに刺激を受けて、私も毎回ブログに作品をアップする時に、「もう少し上手に撮れたらいいな」と思ってしまいます。
もともと写真を撮ることは好きですが、そんなわけで、これからは何かテーマを決めて写真の勉強をしたいなと思っています。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

私の場合、ハンドのキルトなのでとても時間がかかります。そこで、最近は、「5年ごとの計画を立てて、これだけの作品を作ろう」と決めることにしました。
この10年、ハワイアンキルトをメインに作ってきましたが、作品作りのポイントでもお話したように、今後はハワイアンキルトとパッチワークをコラボした自分なりのオリジナルを作っていきたいと思っています。もちろん正統派ハワイアンキルトも作る予定です。

それと、私はキルトをはじめたのが遅いので、20年、30年と続けているキルターのみなさんに比べたら、まだまだひよっこです。今後は自分の作品をより少しでも完成度の高いものに近づけるように、努力していけたらいいなぁとも思いますね。




続いて、オリジナル感あふれるキュートなひょうたんアートを楽しむ、はやしみほさんの登場です!

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