cazuさんが手がける、ノスタルジックで大人なアクセサリー
2007年11月02日04時01分cazuさん
1999年からビーズのアクセサリーづくりを開始。雑貨ショップでの委託販売やギャラリーでの展覧会などでの活動のほか、2001年には映画「ひとしずくの魔法」のキーグッズとなる海のしずくのイヤリングの制作にも携わる。現在は、不定期のイベントや作品展など大阪を中心に活動中。作品は「カナリヤ」にて取り扱い中。ホームページ:http://olivebranche.com
作るたびに、だんだん自分らしい色やデザインが確立していった
エレガントで存在感あるデザインが大人っぽい。
―アクセサリーを作り始めたきっかけはありますか?
ちょうどビーズアクセサリーが流行っていた頃で、ビーズアクセや小物を見て、昔トンボやチョウチョとかビーズで作ってたのを思い出して「懐かしい」と思っていました。それでなんとなく興味を持ってつくり始めたのが最初です。いろいろつくっては、自分で使って楽しんでいました。
そんなとき、「ギャラリーアット」というギャラリーショップと出会いました。そこは月ごとに小さなスペースをブース貸しされていたんですが、お店の方が「cazuさんもやってみたら!」と声をかけてくださって。そこに、友達と一緒にアクセサリーを出品しました。それが結構反響があって、月ごとではなく常設で販売するようになりました。
―当時はどんなテイストのアクセサリーを作られていましたか?
そうですね。最初はちょっぴりポップなものも作っていました。でも、作るたびに、だんだん自分の好きなテイストというのを絞りこんでいくことができ、自分らしい色やデザインが確立していった感じです。
―cazuさんらしいテイストとはどんなものでしょう?
アンティーク、ヴィンテージ、デッドストックが大好きなんです。使い込まれて、時代を経た古めかしいもの、くすんだような色合いのものに魅かれます。シルバーよりも真鍮や銅などの燻されたテイストが好きですね。色は、グリーンやオレンジが大好き。洋服もそういった色が多いんです。そういうファッションに合わせたアクセサリーを知らず知らずのうちに作っているみたい(笑)。
―1点しかないものに魅かれているんですね。
そうかもしれないです。作るアクセサリーも量産できないんですよね。ほとんど1点ものです。だから、ときどき手放したくないものも……(苦笑)。
(左)制作風景。細い指で、細かな作業もなめらかにこなしていく。 (右)これまでの作品展でのディスプレイ。 |