エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.33
2010年12月07日06時01分♯3 キュートなお人形&身の丈に合ったシンプルなハンドメイド作品にほっこり―「ko:zuki*」のbiscuit34さん
思わず微笑んでしまう手のひらサイズのお人形に心和む、biscuit34さんの登場です!
和歌山県在住。夫、子ども2人(男・女)の4人家族。仕事ひと筋だった毎日から出産を機に家庭に入り、今度はPCを針と糸に変えて日々奮闘中。わずかながら、ハンドメイド作品の委託販売も実施。座右の銘は「身の丈」。「自分らしく一歩一歩生活してゆきたい」という思いで、ブログでは日々のことをさりげなくつづる。
「ko:zuki*」
「アトリエとは程遠いミシンまわりですが、ここで手作りしています」
手芸は苦手なほうだったので、家政科の制作も、提出期日にギリギリ提出する学生生活を送っていた私が、子どもの保育所で使うお昼寝布団を「自分で作ってみよう」と、チクチクしはじめたのが大きなきっかけです。
今は、リネンのお洋服は一般販売されていますが、私が「欲しいなぁ」と思った頃は、まわりに取り扱っているお店も少なく、「それじゃぁ、自分で好きな形の洋服を作ろう!」と作り出しました。
そんなことがきっかけで、今では、パジャマやワンピース、スーツ、浴衣に着物まで作るようになりました。思えば学生時代、手作りの基本を根気よく教えてくれた先生方に本当に感謝しています。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
洋服とバッグ小物と人形作りが好きです。はじめたころは、パッチ布のポーチやバッグなども作っていたのですが、だんだん、クロスステッチのワンポイントを入れただけのシンプルなものなどに変わってきました。
人形作りは、他の手作りと違って自己満足の世界です。作ってみたらたくさんの方に、「かわいい!」と言ってもらえたので、私もすっかり気に入ってあれこれ作るようになりました。
(左)「おまけみたいなお人形。小さい人形をリクエストされていっぱい作りました」 (中)シンプルで着心地のよさがお気に入りのワンピース。 (右)「バッグといっしょに連れてって~!と(笑)。こんな感じで、お嫁入りしました」 |
「残念ながら、お嫁入りしてしまったので手元にはないのですが、
お気に入りのふたり『ツインズ』」
――biscuit34さんにとってハンドメイドの魅力&自分らしい作品作りのポイントは?
ハンドメイドの魅力は、市販にはない温かみがあるように思います。
自分らしいところは、シンプルなところです。洋服もポケット以外ほとんど何も付けません。華やかさに欠けるのですが…、そのほうが落ち着くんですね。
バッグやポーチ、袋ものも結局シンプルに、刺しゅうのワンポイントを入れるだけになってしまいます。
人形を作る時は、本当に楽しくて、洋服の柄や持ちものを考えていると、あっという間に時間が過ぎてしまします。目を入れるときの緊張感と、仕上がってムギュウと手に取った時の愛おしい感じがなんともいえず…。自己満足の世界です。数を作っていると自然と顔が自分に似てきてしまいますね(笑)。
――他の分野で挑戦してみたいものは?
主人が木工に興味をもってきた影響で、私も小さいものから「何か作ってみたいな」と思っています。この夏に子ども部屋のリフォームをする予定なので、私も一緒に手伝いながらがんばろうと思います。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
ちょうちょのモチーフが気になるので、ちょうちょの刺しゅうをチクチク入れたバッグや小物を作っていきたいなぁと企んでいます。自分なりのちょうちょのモチーフを模索中です。これからもシンプルに“身の丈に合ったもの”を作っていきたいと思っています。
今回のご紹介は以上になります。次回もお楽しみに!