エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 vol.36
2010年11月01日17時01分♯3 思わず笑顔になれる編みぐるみや消しゴムはんこに心もほっこり!―「*juneberry-days*」の*juneberry*さん
ママのやさしさが伝わるかわいい作品作りを楽しむ、*juneberry*さんの登場です!
神奈川県川崎市在住。子どものころから編みものが好きで、OL時代仕事帰りに手編み教室に通い、結婚後、(社)全国編み物学校連合の三級教員認定を取得。現在、レンタルBOX、雑貨屋、イベント等で編みぐるみを中心に、編み小物、消しゴムハンコなどを販売している。
「*juneberry-days*」
棚にはお気に入りの作品や出店前の作品を並べて。
左上は子どもたちに作ってあげた初期の編みぐるみ。
「素朴な感じが気に入っています」
父が自営業の職人で、小さなころから「もの作り」の環境で育ちました。母は父の仕事の手伝いのかたわら、よくパッチワークや編みものをしていて、左利きの私に無理に右に直すことなく左で編むように教えてくれました。
そんな環境が影響しているかと思いますが、私が編みものを趣味としてはじめたのは大学生のころ。欲しいセーターが高くて買えず、「じゃあ自分で作ればいい」と思ったのがきっかけです。
作品を作る楽しみとでき上がって使うときの喜びを感じ、手作りに没頭するようになりました。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
今までいろいろな分野のハンドメイドを楽しんできました。本を買ってきては、ビーズ、トールペイント、デコパージュ、洋裁などに挑戦…。そんな中でずっと続けてきたのが編みものです。
特に編みぐるみは好きでよく手作りしますが、自分の子どもたちに編んであげたのがきっかけです。ひとつ編むと次は「僕のを作って」「私のを…」と喜んでくれる子どもたちの反応がうれしくて、たくさん編みました。それ以来、編みぐるみのかわいさにすっかり魅了されました。
また、ここ7、8年前からはじめた消しゴムはんこも得意分野のひとつですね。最初は子どもたちの幼稚園の名前つけに使用したかったから。消しゴムを彫るときのカッターの感触が好きで、たくさんはんこを作るようになりました。
(左)作品作りはリビングテーブルで。一角にはハンドメイド用品を収納する棚を置いて思い出の作品を展示。 (中)クリスマスはんこ。手作りはんこを使って、クリスマスプレゼントもかわいくラッピング。 (右)サンタの帽子をかぶった「くまちゃん」。「木のクロスは父にカットしてもらいました。小さなもみの木と雪だるまは樹脂粘土 作品です」 |
中学時代からの親友のお誕生日に送った「うさぎちゃん」。
「ふわふわな感じが親友のイメージにぴったりでした」
――*juneberry*さんにとってハンドメイドの魅力&自分らしい作品作りのポイントは?
ハンドメイドの魅力は自分のほしいものが形になること。100%思い通りにできなくても手作りというだけで愛着がわきます。お店に出すものは、妥協はできませんが(笑)。
編みぐるみに関しては、でき上がっていく過程が好き。目の位置を考えたり、ちょっとしたニュアンスの違いでいろいろな子が生まれてくるのが楽しいですね。
自分らしい作品作りという点では、私が編みぐるみを作るときは、まとめて数個作るのではなく、ひとつずつ、お話をしながら作っています。「あなたは何か持ちたい?」とか「やんちゃさんになっちゃったね」とか(笑)。そうやって手作りしていると私の中でのやさしい時間が流れます。
消しゴムはんこはまた違った魅力があります。いかに上手に彫れるか、ていねいさが求められて、その緊張がとても楽しいです。
私はイラストの勉強をしたことがないので、素人のなにげない落書きや子どもと一緒に描いた絵をはんこにしています。それゆえ、便せんや封筒などに、気軽にポンポンと押せる楽しみがあります。
――他の分野で挑戦してみたいものは?
たくさんありすぎて(笑)。素敵な作家さんの作品を見るとどの分野もチャレンジしてみたくなるんです。
でも、どの分野にも共通するのが、「自分の使えるものを作りたい」ということ。今、特に挑戦してみたいのは木工。お家サイズにぴったりの家具ってなかなか見つからないので、自分で作れたらいいな、と思います。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
これからの季節に向けてあたたかいもの、大人かわいい編み雑貨を作りたいです。そして、もっとたくさんの方に編みぐるみや作品を見てもらえたらうれしいですね。
WEBショップにも挑戦してみたいけれど、パソコンにうとくて…。少しずつトライしていけたらいいなと思います。
また、左利きの方って編みものをするのに躊躇されることが多いので、左利きでの編み方を公開できたらいいな、とも思っています。
とはいえ、あまり忙しいのは苦手。家事や子どもとの時間も楽しみたいので、マイペースにハンドメイドを楽しんでいけたら幸せです。
今回のご紹介は以上になります。次回もお楽しみに!