エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.15
2008年12月06日04時01分第十五弾も、ハンドメイドを愛してやまない素敵な作家兼ブロガーさんにご登場いただきます!
♯1 木のぬくもりとやさしい色合いのインテリア雑貨&家具が、心地よい空間を演出―「arbre*blog」の*yuu*さん
DIYを楽しみながら、シンプルで味のあるスマートな家具を手作りする、*yuu*さんの登場です!
大工を営む夫とともに、手作りのインテリア雑貨や小物、家具などの作品を手がけ、2005年雑貨店にて木工品の委託販売を開始。「arbre*」の名前で、ロハスフェスタやmogitorisaleなど、これまで30回以上のイベントをこなす夫婦ユニット。オーダー製作や雑誌掲載などで多忙ながらも、DIYで自分たちらしい暮らしを実践中。HP「arbre*」も運営。
「arbre*blog」
DIYで木のぬくもりいっぱいのお部屋に。
「この部屋のテイストを基本に、作品のイメージを考えて
いきます」
――手作りをはじめたきっかけは?
小さい頃からフエルトで人形を作ったり、ビーズでネックレスを作ってみたりと手を動かすのは好きだったみたいです。子供が生まれてからは浴衣やパンツなど自己流でミシンを動かしたり……。
そんな私がDIYに興味を持ったきっかけは、11年前に、大工である主人と義父が家を建ててくれたことがきっかけでした。そのころはまだ子供たちが2歳と0歳。育児に忙しくて、内装などゆっくり考える時間もなかったので、いたって普通のおうち……。
でも、「少し自分らしくしたいな」と思って、最初は自分でカーテンを縫ったり、少しペイントをしてみたりして……ちょこちょこ模様替えをしていましたが、カウンターキッチンの上にラダーをぶら下げたくて主人に言ってみたら、ささっと思った以上のものを作ってくれました。
それが今から10年ほど前だったでしょうか。
その後、主人を巻き込みながら、家のあちこちをDIYしはじめたんです(笑)。シンプルな木からイメージどおり、ジャストサイズのものができあがる。その魅力にすっかりはまっていったというか…(笑)
もちろん、仕事が速くて正確で、何でも作れる主人がいてくれてこそでしたが、私も次第に木工作品を手がけるようになり、端材で小物を作ったり、糸鋸で切り文字を作ったり、丸鋸、フィニッシュなども手にするようになりました。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
私自身としては、木工はもちろん、ソーイングやお料理、お菓子作りやカメラ……、得意というほどではないけど、どれも好きですね。ジャンルを問わず、手作りの持つあたたかさやオリジナリティーに魅力を感じているんだと思います。
主人の得意分野はもちろん木工ですが、インテリアにはあまり興味がないらしいです。雑誌などもまったく見ようともしないですから(笑)。 もちろんblogもノータッチです。
でも、彼の作る家具はスマートで私も大好きなんです。
なので、私がその良さを少しでも伝えたいという気持ちもあって、カメラ、写真を撮ることにも興味を持ち、一つ一つの作品に自分なりにスタイリングしながらかなりの枚数を撮影しています。
そのうち、写真も得意分野の一つと言えるようにもっと上達したいですね。
(左)キッチンカウンターをDIY。「アンティークの窓枠を使ってカフェのような雰囲気にしてみました」 (中)ツートンキャビネット。「スリムながら存在感のあるキャビネット、波板の扉が魅力です。隣のスツールも定番品です」 (右)蓋に網目のネットを張ったコレクションボックス。「細い棒で突っ張ると、おしゃれに見せながらの収納も楽しめます」 |
子供用ハンガーラック。「下部にはバッグや小物も置い
ていただけます。お部屋に馴染むやさしいツートンカラー
に仕上げています」
製作販売を始めた4年前から、「他にはない味のある木工品を作りたい」と、あえて古材風の木材にこだわったり、節や欠けをも活かし、時を経たようなあたたかさのある作品を目指してきました。
そして、使う人によってさまざまな飾り方、使い方をしていただけるように、シンプルで暮らしの中に溶け込む作品作りを心がけています。
一方で、ツートンカラーを基本とした小家具も人気で、最近はシリーズ化しています(笑)。
やさしい色合いと手触りの世界にひとつだけの家具……。それも魅力のひとつなのかもしれません。
作品はデザインから始まり、製作や塗装、仕上げまで、分担することもあれば共同作業のこともあります。もちろん、衝突することもありますが(笑)、まさに「arbre*」としての作品を2人で作り上げていくという感じです。
――他の分野で挑戦してみたいものは?
たくさんありますが…、陶芸やリース作りに挑戦したいですね。
器が好きなので 陶器市などに行って購入するのも楽しいのですが、自分でいろんな器を作れたら素敵だろうなぁ~と思いますね。
母が以前陶芸をやっていたので、いつか教えてもらえたらいいなと思ってます。
それからいろんなお花やドライを使ってのリース作りもやってみたいことの一つです。木工とも相性がいいと思うので、コラボさせたり、アクセントに取り入れてみたいなと思っているところです。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
当初からの作風を大切にしながら、常に何か新しいものを取り入れた作品作りができればいいなと思っています。
木材だけでなく、いろんな素材を使ったり、幅広く楽しみながら使える木工品を製作していきたいですね。布や革、アイアンやガラスなどをプラスアルファーして、作品の幅を広げられたらいいな…と思っています。
そして、いろんな地域の方々にも手にとっていただける機会を持てるよう、これからの展開を考えていきたいと思っています。
続いて、白い布を染めて作る布の花が素敵なnunonohanaさんの登場です!