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エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.17

2008年12月09日03時01分
プロ・アマチュア問わず、実はハンドメイドの達人が多く利用していることでも有名なエキサイトブログ。今回はそんなエキサイトブロガーから、選りすぐりのハンドメイド作家の方々の、とっておきのアトリエをご紹介。洋裁、編み物、手芸、ミニチュア雑貨、フラワーアレンジメント……様々な分野で活躍するブロガーたちの、それぞれの手作りのルーツとは?

第十七弾も、ハンドメイドを愛してやまない素敵な作家兼ブロガーさんにご登場いただきます!


♯1 土の感触を生かした味わい深い器やインテリア小物を焼き上げる―「concept-if~黄昏色の器たち~」のconcept-ifさん


インテリアにもなる素敵な器やおしゃれなネックレストップを手がける陶芸家、concept-ifさんの登場です!

concept-ifさん
OLをしながら陶芸教室に通う。2006年に会社を退社し、陶芸家の道へ。「もしも、こんな器があったなら…」をテーマに雑貨的な器を制作。益子陶器市をはじめ、個展、グループ展、イベントなどで活動。相方のシュリさんとのブログ「concept-if~黄昏色の器たち~」では作品紹介やイベントでの活動などをつづる。


「concept-if~黄昏色の器たち~」



ここが陶芸工房。「真ん中にあるのが電動ロクロです。
ここから多くの作品が生まれます」

――手作りをはじめたきっかけは?

こどもの頃から編み物をしたり、ビーズでアクセサリーを作ったり、自分の部屋のカーテンや学校に持っていくバックをミシンで縫ったり…。自己流ですが、何かを作ることが好きでした。
母が編みものを、祖母が和裁を趣味でやっていたので、今思えば家族のそんな影響もあったと思いますね。

――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?

やはり陶芸です。社会人になり、初めて習い事をしたのが「陶芸」でした。最初は18才から20歳まで習い、その後は30代前半にも2年ほど習いました。もともと和食器を見るのが好きだったので、「自分で作れたら、もっと楽しいだろうなぁ~」と思って。
その頃、一人暮らしをしていたので、タタラで作ったお皿やカップで自作の料理を盛って、食べることが楽しみでした。タタラとは板状の粘土のことで、そのタタラをさまざまな形にして成形するのがタタラ作りです。

次第に、クルクル回る「電動ロクロ」を使って、先生のように作れるようになりたい…と思っていたころ、たまたま夜の時間の教室が閉鎖されることになってしまったので、しばらくブランクがあった後、違う教室で「ロクロ」を練習できることになりました。
それでも、教室の時間内だけでは、ロクロの技術を習得できないため、自宅に一台購入したのがきっかけで、ますます陶芸に熱中。その後、会社から帰ると、毎日のように練習する日が続きました。少しずつ、少しずつ、上達していくのが、楽しかったですね。
技術的なことは今でもまだまだ足りないところはありますが、頑張っていこうと思っています。



(左)素焼き前・本焼き前の作品たち。
(中)十字架マグカップ。「定番の商品です。たっぷり入るのでカフェオレなどもおススメです」
(右)ビン型の花瓶。「野の花を飾っていただいてもいいし、このままインテリアのひとつとしても楽しんでいただけます」



ひっかいた模様が印象的な「ひっかきスープカップ」。
「少し大きめなので、夏にはアイスなどのデザート
を盛り付けたり、秋冬にはスープカップとして使っ
てもらえたらいいですね」
――陶芸の魅力&自分らしい作品づくりのポイントは?

まずは、ひとつの土の塊りから自由に形を作ることができるのが、陶芸の楽しさだと思います。小さい頃の粘土遊びの延長のような…。そして、焼きあがれば、自分で作った器ができあがる。その器で美味しいものを食べる幸せ…、それらすべてが陶芸の魅力だと思いますね。

私は、いろいろな空間をイメージして、その中で「こんな器があったら、いいなぁ~」と思い描きながら、ひとつずつロクロを挽き、削りをし、装飾をして、素焼き、本焼きをして制作しています。主に、錆びたような、焦げたような色合いを自分で「黄昏色」と名づけていますが、少し古びた風合いの作品が多いですね。
手がけているのは、毎日の生活がちょっと楽しくなるようなマグカップやお茶碗、ちょっとオシャレに身につけたいネックレストップを陶器で作ったり。取っ手付き小瓶や陶器の家などは、ちょっとしたインテリアにもなるかと思い、楽しんで作っています。
そして…自分がイメージして作ったものを、お客さまが選んでくれたときの喜びは、なんとも言えないくらいうれしいことです。

――他の分野で挑戦してみたいものは?

自分の器をより良く伝えていくために、もっと写真のセンスを磨いたり構図を考えたり、また、展示に使う什器づくりなどにも力を入れていきたいです。
自作の器に料理を盛って、それを撮影して…。暮らしの中で使ってもらうイメージを、見ていただく方にも膨らませてもらいたいとも思っています。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

今までの作風を大切にしながら、アイテムを増やしたり、新しい作風も少しずつ取り入れ、作品の幅を広げていきたいですね。
そして、今後は近県だけでなく、もっとたくさんのいろいろな地域の方々に手に取っていただける機会を持てるよう、楽しんで制作していきたいと思っています。




続いて、籐かごバッグや小物、着心地のよい洋服づくりを楽しむmahoさんの登場です!



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