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エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.19

2008年11月01日23時01分
プロ・アマチュア問わず、実はハンドメイドの達人が多く利用していることでも有名なエキサイトブログ。今回はそんなエキサイトブロガーから、選りすぐりのハンドメイド作家の方々の、とっておきのアトリエをご紹介。洋裁、編み物、手芸、ミニチュア雑貨、フラワーアレンジメント……様々な分野で活躍するブロガーたちの、それぞれの手作りのルーツとは?

第十九弾も、ハンドメイドを愛してやまない素敵な作家兼ブロガーさんにご登場いただきます!


♯1 “ふんわり&ちょっとせつない”手作りヤギがとってもかわいい!―「*yagi-ya* memo」の*yagi-ya* makiさん


“ガーデニングヤギ”や“おやつヤギ”など、オリジナル感がいっぱいのヤギワールドを作り上げる、*yagi-ya* makiさんの登場です!

*yagi-ya* makiさん
ぬいぐるみデザイナー。文化女子大学短期大学部服装学科卒業。11年ぬいぐるみ会社に勤務した後、退社。2003年より念願だったヤギ製作を始め、イベントなどに出展。現在、夫と1才の娘との3人暮らし。育児中心の生活を送るなか、のんびりペースながらも日々楽しく、ヤギ製作を続けている。先日は久しぶりの個展、「yagi-ya おやつ な じかん」を開催(10/8~10/18日、委託先「Arrivee et Depart 青山店」にて開催)。 HP『*yagi-ya*』も運営。

「*yagi-ya* memo」



リビングが作業場。「ダイニングテーブルで、型作りや
裁断をして、隣の机のミシンに向かいます」

――手作りをはじめたきっかけは?

小さい頃から、手作り好きな母との“もの作り”が大好きでした。ガーゼに好きな絵を描いて、刺し子をしたり、パッチワークをしたり。二人姉妹だというのに、家には雛人形がなく、毎年母と姉と一緒に手作りしていたんです。でも私にとっては、それも楽しみのひとつでした。
小学生の頃は、手作りと同じくらい動物に夢中だったので、「大きくなったら、獣医さんかトリマーになりたい」と夢見ていましたが、やはり、「将来は…何か作る人になりたい」と次第に思うようになって…。
服装学科に進んだのも、ぬいぐるみデザイナーの職についたのも、今こうして考えると母の影響が大きいですね。

――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?

立体ものです。ちくちく縫って綿を入れて仕上げていくぬいぐるみや、ニードルで形を作っていく羊毛フェルトなど。頭の中に描いたイメージが、平面より立体にしたほうが近いかなと…。ぬいぐるみデザイナーの仕事をするようになってから気づきました。
就職活動中、「服に限らず、ものを作る仕事がしたい」と相談してたところ、たまたま学校から仕事先を紹介されたのが、ぬいぐるみ製作をはじめたきっかけです。
ぬいぐるみデザイナーという職種があること自体、知りませんでしたが、小さい頃からぬいぐるみが大好きで、ぬいぐるみに囲まれて育っていたので、天職だと思いました。そして製作がどんどん楽しくなったのです。
短大で服飾の勉強はしたのですが、デザイン画を描いたり、きっちりとした製図をひくことが、あまり得意じゃなかったんです。
ぬいぐるみは、フリーハンドで、仮縫いもなし。その点、自由というか、ちょこちょこ作りながら仕上げていけるところに、面白みを感じました。この仕事をするようになってから、ぬいぐるみに限らず、ものづくりが簡単に考えられ、「どうやってもいいんだ」と、発想が自由になった気がします。



(左)「1才の娘もぬいぐるみが大好きで、いつも遊んでます。手前は、ヤギのおともだちで自作の『ペンギンちゃん』。モンスイユ
さんから発売されています」
(中)妊娠中に料理好きの友人とコラボした「カフェチロル」イベントでの作品。『チロルヤギ』。
(右)先日の個展で人気者だった『おやつヤギ(child)』。「おかげさまで、大勢の方が“かわいい”と手にとってくださいました」



『ガーデニングヤギ』。「イメージ通りにできたアヒルのじょうろもお気に
入りです」
――手作りやぎのぬいぐるみの魅力&自分らしい作品づくりのポイントは?

ヤギは、あまり一般受けしない動物ということで、会社でデザイナーをしていた時には、なかなか作れなかったんです。でも、私はヤギが好きだったので、会社をやめてからヤギ製作をはじめました。
ヤギは、ほんわかとしていて、ちょっと情けなくて、せつない感じが好きなんです。そんな大好きなヤギを、工場のラインじゃなく、ひとつひとつ、すべて自分の手で仕上げられるのが、一番の魅力。あとは、量産ではできない細かいことができるのが魅力ですね。例えば、切りっぱなしの布のぽろぽろっとした雰囲気が好きでそのままにしたり。小さいものに挑戦したり。
テーマを決めてヤギたちを増やすのも大好きです。お客様が手にした時、ふわっとして、「ふふっ」と。「あははっ」と笑みがこぼれる作品であるといいなーと思っています。

――他の分野で挑戦してみたいものは?

ヤギを撮影する時、ただ並べるじゃなく、ストーリー性をもたせた写真を撮るのが好きです。
もっと小さい小物も作ったり、お話を考えたり。いつか、それで写真集のような絵本を作るのが夢です。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

娘が生まれてからは、身近なモデルがいることもあり、「ベビー&子ども向けのものを作りたいな」と思うようになりました。
そして、普段もくもくと一人作業なので、以前にもやったカフェでのイベントやコラボなど、また楽しいイベントができたらいいですね。

夢見がちなので(笑)、作りたいもの、やりたいコトはたくさんあるのですが、産後初の個展も終わったばかり。先月、「Arrivee et Depart 青山店」にて、子どもも大人も大好きなおやつをテーマに、「yagi-ya おやつ な じかん展」を開いたのですが、無事終わってほっとしています。今は、子どもと向き合う生活を大事にしながら、ヤギ作りはのんびりペースで続けていきたいです。
あとは、モン・スイユさんから発売されているヤギのおともだち、「ami de *yagi-ya*『blancmange』」ものんびりと仲間が増えていきますので、楽しみにしていてください。
ヤギを通して、たくさんの方とめぐりあえたことは、一番の幸せ。出会いはミラクルですね。




続いて、寒い季節もほっこりあたたかい手編み作品を手がける、caticaさんの登場です!



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