本物みたいにおいしそう！　Apricot Cafeのフェイクスイーツ＆デコ

2008年11月02日03時01分

「本物と間違えられたときは嬉しい」

―教室で教えてもいらっしゃるんですよね。どれくらいのぺースでやってらっしゃるんですか？

主に都内と、埼玉県内のカルチャースクールや手芸屋さんなど数か所でやっていて、月10～13回くらいです。イベントなどでやらない月もあります。

―一回の教室で、生徒さんは何人くらいですか？

ばらばらですね。都心の方では20人くらい、埼玉県内だと10人くらい。都内は、西武コミュニティカレッジなどで教えています。あとは企業様向けに、会社が終わったあと、やってみたいという社員の方たちに教える講習会みたいなものを依頼されることもありますね。

―教室で作るものは決まっているんですか？

だいたい一回目はマカロン、２回目はクッキーや焼き菓子で、３回目はフルーツという感じで、レベルアップしていきます。

―初心者でも、すぐできるものですか？

やってみるまでは大変と思われがちなんですが、一回やってみると、ハマる方のほうが多いかなと思います。

―フェイクスイーツを作っていて楽しいのはどんなところでしょう？

やっぱり本物みたいに作れて、本物と間違えられたときは嬉しいです。お皿とかにのせていたら、間違って食べられそうになるくらい（笑）。

（左）新しい本を作るため、ドラゴンフルーツなどにも挑戦中だとか。 （右）乾かすための台には、焼き魚用の網を使用する工夫も！

―でも本当に、本物みたいですよね。すごく美味しそうで、冷蔵庫に入れちゃいそうです（笑）。毎日なにかしら作ってらっしゃるんでしょうか？

そうですね。午前中は教室で、午後は粘土制作をしていたり。空いた時間にちょこちょこできるので、それもいいところですね。お菓子作りや料理は、はじめたらずっと近くにいなくちゃならないですけど、フェイクスイーツの場合は乾かす時間もありますし、ちょっと粘土にラップかけておけばいいので。

―ご自身のお気に入りはありますか？

マカロンタワーですね。40cmくらいあるもので、作るのに時間がかかったので、「作った！」っていう達成感がありましたね。

―「これを作ってほしい！」といったリクエストはありますか？

ありますね。結婚式用のウェルカムボードなどが多いです。ボードにハートのマカロンを飾ってみたりして。

―これから新たに作ってみたいものは何ですか？

大人っぽいケーキですかね。お酒がきいてそうな感じのを作ってみたいです。今まで作っているのが、ピンク系だったり、かわいらしいケーキとかが多いので。

―なるほど。ちょっとビターな大人テイストの作品も見てみたいです！ それでは最後に、今後の抱負をお聞かせください。

お店でキーホルダーやストラップとして売っているのは見たことがあっても、作るとなるとまだ知らない方のほうが多いので、もっとたくさんの人たちにフェイクスイーツを知って、作ってもらいたいですね。使う素材は粘土と家にある軽量スプーン、つまようじ、歯ブラシなどで、特別な材料はそれほど使わず手軽に作れますしね。もっと広めていけたらと思います。

（取材／田辺香）