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ヴィンテージの布から生まれる美しい偶然― デンマーク、Lutterlagkage

2007年12月02日04時01分
60年代~70年代のヴィンテージの生地を、その独特なセンスで合わせたカラフルな子供服が人気のブランド、コペンハーゲンのLutterlagkage(ラターラケイジ)。
教師を経て母となり、子供服作りで新たなキャリアを築き始めたスタインさんに、インスピレーションの源、生地選びのコツ、ハンドメイドを仕事にすることの意味をアトリエで聞いた。

スタインさん

デンマーク、コペンハーゲンを拠点に子供服のオンラインショップluterlagkage(ラターラケイジ)運営。趣味で作り始めた子供服は人気急上昇中で、そのカラフルで楽しいデザインはデンマークのハンドメイド雑誌等で「キャンディショップのよう」と賞賛を浴びている。


ハンドメイド好きの母と、日曜大工が趣味の父親と


―ハンドメイドで服を作ることに興味を持った理由は?

WomanExciteの人気コーナー「カワイイ!」でも
評判になったキュートな子供服
最も大きいのは、両親の影響でしょうね。小さいころから、母といっしょに縫い物をして、父の日曜大工を眺めていましたから。彼らがクリエイティブな趣味を楽しんでいたことは、私にとってすごく重要なことです。両親も、私が個性的で才能があると感じさせてくれるように育ててましたし。


―なぜヴィンテージの布に魅かれるのでしょう。

地元のチャリティーショップで素晴らしい柄のヴィンテージの布を使ったベッドシーツが、売られているのを見つけたのですが、それは棚の奥で埃をかぶっていて、見向きもされていませんでした。すぐにその魅力に取り付かれ、私が生き返らせることにしたのです。1960年代~70年代の特徴的な柄と印象的な色は、子供服にぴったりだと思っています。

ただ、ヴィンテージの生地を使うのは楽しいと同時に大きな挑戦です。量に限りがありますし、デザインには柔軟性とやりくりが必要。様々な柄や模様を組み合わせ、デザインに複雑な雰囲気をもたらすこと、それこそが、Lutterlagkageのデザインを本当にユニークなものにしている要素だと思っています。
何より、誰かが時間と労力をかけて縫った刺繍やデザインを、現代に生き返らせるのって本当にすばらしいことですよね。

色は合わせない、むしろ対立させる



見逃しがちな風景にもヒントを見つける
―スタインさんのデザインは独特の色合わせが魅力ですね。この組み合わせはどのようにしてインスピレーションを得ているのでしょう?

私のやり方で変わっている点は、あえて「良い趣味」に逆らおうとしているということでしょうか。文学とアートを教えていた経験は、私にハーモニー(和)よりも対立を求める方が面白いということを教えてくれました。色あわせにも同じことが言えます。私は色を合わせないようにしているんです。
ただ、色自体は対立していても、素材が同じだったり、同じ濃度のものを使おうとはしますね。

日常的に出会う「うれしい偶然」の中にもインスピレーションの種を見つけます。たとえば、海辺に流された漂流物。先日見つけた絡まりあった青とオレンジのロープなどは、私の中に新しい色の組み合わせを教えてくれました。数日前、娘たちが床に置きっぱなしにした人形の服を見つけたら、ピンク、黄色と紫は完璧なバランスで、すぐ仕事のアイデアにしました(笑)。

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