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女の子の夢が詰まった砂糖菓子みたいなアクセサリー、モル エ ミュゲの世界

2007年12月04日03時01分

美大卒業後、アクセサリー専門学校へ

――その展示が好評だったんですね。

笠原 まず肥後さんのお友達から一店紹介していただき、取り扱いが始まりました。その後、展示を見にきてくださったセレクトショップの店長さんにも声をかけていただき、お店に置いてくださったり。それで、これは本格的にやっていきたいなと思いはじめて。
大学では絵を勉強してきたんですけど、絵だけでは自分のやりたいことで商売にしていくのは難しいなというのもありました。卒業後は就職活動も若干考えつつ、いろいろ不安に思っていた時、なにか専門的な技術を学びたいと思って、ちょうどアクセサリーの活動もスタートしていたので、これを機に専門学校で彫金を学んでみようかなと、ジュエリー学校の社会人向けコースに1年間通ったんです。

アクセサリーを作るのに欠かせないビーズや天然石。

そこではシルバーのパーツなどの作り方を教えてもらったので、アクセサリー作りにも生かせましたし。さらに、担任の先生にポートフォリオをみてもらったら、学校に併設されたジュエリーショップにもおけるのでは? といわれて、そこでも販売してもらえることになったんですよね。

――では、わりとトントン拍子に進んだのですか?

肥後 置いてもらいたいなと思って、直接作品とファイルを持っていったけれど、断られたりすることもありましたし、するするとうまくいったわけではないですね。

笠原 じわじわと伝わったという感じで。

肥後 それから、2007年の3月に「galelie duex dimanche」で展示会をやったんです。

笠原 同じ時期に、私が一年間通ったジュエリーの学校にアシスタントとして就職することになったんですね。でも、働き出す前にきちんと展示をしたいと思ったので。

――笠原さんはブランドもやりつつ、お仕事も?

笠原 そうですね。もともと教職の美術と工芸の免許をもっていて、教えることにも興味があって。

オリジナルパーツ製作には、陶芸家とコラボも

――現在、お二人でアクセサリーを作る時間は? 担当などは?

笠原 制作時間は昔に比べたらだいぶへってしまい、申し訳ないと思っているんですけど、私の仕事がお休みの週1~2日ですね。定期的に集まって作ってはいます。色を組み合わせていくのが肥後さんは得意なんですよ。それぞれの長所を生かして、今までやってきたことでお互い刺激しつつ、形になっている感じがします。


うさぎのネックレス。磁器だからこそできたという、ぽってりとしたフォルムと質感がカワイイ!

肥後 私は「molle et muguet」の活動をメインにしているので、笠原さんが動けない分をすべてカバーしています。大学でテキスタイルを専攻していたので、市販のリボンなどがイメージに合わないときは自分で染めたりもしています。
ビーズだけのものは私だけでも作りますけど、基本的には2人で作っているものが多いですね。
前はいろいろなかわいいパーツを海外まで探しにいったりしたんですけれど、笠原さんがオリジナルのパーツを作れるようになったので、ある程度、欲しいものは自分たちで作れるようにもなりましたね。
――以前、カワイイで紹介させてもらったこともある、うさぎのネックレスはどんなふうに作っているのですか?

笠原 まずは私がうさぎの元のデザインをシルバーで作り、その型を使い、陶芸家の藤田千絵子さんにお願いして一つ一つ焼いていただいています。
藤田さんに出会ったのは長野県の松本で開催されているクラフトフェアです。私の購入したお皿の質がとってもきれいだったので、うさぎの型を用いて磁器で焼いていただけないかとお願いしたところ、快く引き受けて下さって今も制作をお願いしています。そのパーツが送られてきてから肥後さんが組み立ててあのうさぎネックレスになります。

肥後 はじめは試しにプラスチックでうさぎの部分を作ってみたんですけど、やっぱり質感が安っぽくなってしまって。どうしても磁器で作りたいという気持ちを諦めなくて良かったです。思ったとおりの質感に仕上がりました。
そういえば、うさぎのネックレスは最近、男性のお客様がプレゼント用にと注文してくださったりもしているんですよ。コンスタントに人気がありますね。



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