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日常をちょっと変えるようなひとときを―社団法人 日本手芸協会

2009年11月01日04時01分

「この場所に通うことが手芸を楽しむ要素の一つとしてあるのかもしれない」


編み物教室の様子。
―教室は1回で作品が仕上がるようなプログラムなのでしょうか?

平林 3、4回から9回までのシリーズがメインとなります。当初は1回のみのレッスンを小刻みに作っていたのですが、夜の教室を充実させてほしい、連続で通える教室はないのかという意見を多く頂いて。

野下 私たちが思っていた以上に、この場所に通うことが手芸を楽しむ要素の一つとしてあるのかもしれないと思いました。みなさん先生を気に入って来てくださっているので、先生と何度も会って、交流できるクラスの方がいいかなと思っています。

―同じ先生で、いろんな違うアイテムを作っていくんですね。

野下 それができることが、この先の私たちの目標です。手芸協会のコンセプトは“作家主義”なんです。もちろん手芸協会のファンが増えるのもうれしいのですが、「この作家さんの作品とライフスタイルが好き」と自分の好きな作家さんを見つけて、作家性が表れている作品を作っていただけたらいいなと思っているんです。作家さんにたくさんのファンをつけたいと思いますね。

―では作家さん選びが重要になってくるのですね。

野下 本当に重要です。日頃から手芸に対してアンテナを張って、リサーチをしています。手芸本をたくさん見たり、ホームページなどを拝見して、作品傾向やテイストが合いそうな方に自分たちでアポイントを取って、作家さん1人ひとりにお会いしてご一緒していただいてます。今のところはまず、刺繍、ぬいぐるみ・あみぐるみ、フェルト、小物、編み物という5つのカテゴリーの中で、日本手芸協会らしい色を打ち出していきたいと思っています。傾向としてはシンプルだけど華やか、かわいくて上品な作品が多いですね。もともとは私たちが好きな作家さんばかりなので、どの教室も受けたいくらい(笑)。絶対的に自信を持っておすすめできる先生ばかりです。


(左)大角羊子さんのレッスンで受講生が作った、香りを楽しむアロマネックレス。
(右)こちらも受講生の作品。上原かなえさんによるレッスンで作った、ステンシルプリントのコースター。

―ホームページ上にショッピングのページがありますが、今後は作品を買うことができるのでしょうか?

野下 今は教室を予約できるようになっているのですが、来年からは作家さんの作品を販売したいと思っています。アクセサリーなど、5つのカテゴリーをこえて、教室に来られない全国のみなさまにも買っていただけるようにしたいですね。

―今後、日本手芸協会が目指すところは?

平林 ゆくゆくは作家さんの個展や展覧会をプロデュースしていきたいなと思っています。それからお子さんがいらっしゃる主婦の方たちにも、昼間に来られるようなレッスンを少しずつしたいと思います。とにかく素敵な作家さんをたくさん紹介していきたいですね。

野下 9月から初心者の方向けに、常時入会できる「ABCレッスン」というのを始めました。編み物や刺繍などの針の持ち方から教えていただき、必ず何かを作って持ち帰っていただける、手芸の楽しさを感じられるクラスにできたらと思っています。これは私たちならではのプログラムとして続けていきたいですね。手芸は自分たちの熱意があるからこそ、続けられる仕事だと思います。


(取材/赤木真弓)



社団法人 日本手芸協会さんから提供いただいたハンドメイドレシピ


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