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オブジェのように飾っておきたくなる、YOSHIKOさんの籐で編んだかごバッグ

2010年12月08日11時01分

展覧会で大切なのはイメージやテーマより、目的を始めに決めること


昨年の夏に行われた個展「カゴ展」では、大きなスカートのオブジェが登場。
―リボンやカラフルな色を付けようと思った、そのアイデアはどこから?

「女の子が好きそうな色やモチーフで作ろう」とか、深い思いを込めて作っている訳ではないんです。籐は材料として色を染めたりできるので、もうちょっと赤い色も染められるかなと、実験的な感じで作ることが多いです。

染料は布用や家具用のものを使ったり、いろんなものを試してみて、使い分けて作っています。できあがってから色づけする場合が多いですが、できあがる前に染めて、色を組み合わせて編むこともあります。アンティーク感を出すときには、始めに染めて後からペイントしますね。全部元の材料は同じで、いろんな太さを使い分けたりしています。

―今まで作った作品の中で、一番大きかったものは何でしょう?

去年の個展で作った、大きなオブジェです。作品の中に入って、写真を撮ることもできました。いろんな種類の籐を混ぜて編んでいるのですが、色は後から付けました。このときは全部で200個以上かごを作りましたね。

―定番アイテムとしてはどんなものを手がけられていますか?

アクセサリーは、ブローチやピアス、イヤリング、キーホルダーなどが多いです。軽いので少し大振りな物を作っています。リボンモチーフは去年くらいから多くなりました。籐素材は季節関係なく、冬は毛糸を付けたりもするので、お店でも夏だけ扱うということはないですね。

―5月に開催された個展では、鏡を展示されていましたね。

普段はかごバッグがメインですが、最近はアクセサリーや鏡も作っています。鏡はミラーを囲うようにして編んでいます。バッグはもちろん使おうと思って買われる方が多いのですが、使わないときも飾っているという話をよく聞くんです。それで、鏡ならちゃんと意味があって飾っていられると思ったんです。バッグは主張が強いので、「好きだけど持つのは恥ずかしい」と言っていた方が、「鏡は飾れるから欲しい」と言ってくださったりします。素材の籐が使っているうちに風合いが出て、色も変わってくるんです。よく家を建てる人が鏡を注文してくれるのですが、家の年月とともに色合いが変わるのも素敵だと思います。


5月に行われた「ミラー展」の様子。


―展示のときは、テーマを決めてから作品を作るのですか?

展覧会としてするときは、イメージやテーマより目的を始めに決めることが多いです。例えば先日のミラー展なら、見に来てくれる方が商品として見てもらえるような、作品を近くで見られてあまり広すぎない会場を選びました。去年の個展は「かごを使って、こういう表現もできる」という、素材の可能性を形で表現した展示にしました。ミラーはオブジェのようになりすぎると自分の家に飾ろうとは思えないので、今は買わなくても存在として見てもらえるよう、抽象的な造形にしすぎないように気を付けました。「すごい!」で終わっちゃうと、ただの自己満足になっちゃうんです。テーマだけで考えると、前回の展示を開催したギャラリーよりも広く、行きやすい会場にしがちだと思うのですが、そうじゃないものとして決めていきます。

―なるほど、展示をしたいと考えている人にも参考になりますね。

お店に卸すために発表したいのか、自分の存在として素敵な私を見せたいのか、どっちなのかが決め手だと思うし、そこまで考えて個展をプロデュースした方がいいと思います。そうじゃないと、ただ楽しく終わってしまいます。展示会はこまめに出たりしていますが、自分発信の個展はミラー展で3回目。今後も定期的にやろうと思います。

―かご作りで楽しいことは?

作品として作るとき、こういうのが作れたらいいなと頭の中でイメージしたものを、実際に形として作れることは楽しいなと思います。依頼されて作るときは、その完成を目指して作ります。最近はインテリアとしていろんな物を作るのが楽しいので、少し形を変えた椅子やミラーを作りたいです。例えばミラーは丸い物が多いのですが、四角い形とかもあったらいいなと思います。作って使えるのが楽しいですね。

―最後に、初心者にかご作りのアドバイスがあればお願いします。

作りたい物を最初から作るよりも、練習してから作る方がいいと思います。最初は平面に近い器のような物や、四角い物でも立ち上がりが難しいからコースターとかの方がいいと思います。立体にするのは慣れてからがいいかもしれません。ワークショップもいつかはやりたいなと思っています。


(取材/赤木真弓)

【イベントのお知らせ】

YOSHIKOさんが、イラストレーターの東ちなつさんと一緒に展示を行います。ミラーやかごのリボンなどアクセサリーのほか、東さんのイラストとのコラボレーション作品も発表する予定。

シュワり湖(コ)
会期:2011年8月19日(金)~9月4日(日)
時間:13:00~19:00(定休日:水、木曜)
会場:Fuchsia
東京都新宿区神楽坂3-2-34 Kヒルズ402
お問い合わせ:03-5229-5506
http://www.le-fuchsia.com/


YOSHIKOさんから提供いただいたハンドメイドレシピ (※プレミアムメンバー限定で公開)


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