エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 vol.44
2011年12月04日19時01分今回は「canna生活」のcannaさんにご登場いただきます。
♯1 淡い色合いのレースや布を組み合わせたアクセサリーがやわらかな女性らしさを演出――「canna生活」のcannaさん
アンティーク風のコサージュやアクセサリーが素敵!やさしい印象に自分らしさをプラスした作品作りを楽しむ、cannaさんの登場です!

岡山県在住。夫・娘・息子と暮らす。子どもの成長とともに、時間的にゆとりがもてた頃、友人の自宅雑貨ショップのスタッフとして立ち上げに参加。そこで初めてハンドメイド作品を出品し、2007年「canna」としてアクセサリー作家の活動を開始する。現在、県内外のイベント参加や雑誌掲載などで作品を発表。作品は3店の委託先で販売している。女性らしい甘さのなかにスパイスをきかせた自分らしい作品作りを心がけ制作。
「canna生活」

作品と同じように、淡い色合いのアトリエ。
「制作中は机の上が資材で埋め尽くされてます(笑)」
――手作りをはじめたきっかけは?
ものを作ることは昔から好きでしたが、友人の自宅雑貨ショップの運営に関わったことで作品を販売するきっかけをもらい、ほんの軽い気持ちでハンドメイド活動をはじめました。なので、どこかで教わったということはなく、まったくの自己流なんです。
ハンドメイド本なども参考にすることはあまりないので、まずは自分で試して、確認して、作品として発表するスタイル。これは今も変わっていません。
ハンドメイドに打ち込んだ理由としては、自分に足りないものを補いたかった、という気持ちがありますね(笑)。何か自分を表現できることをしたかったのかもしれません。当初はそんな思いで活動していましたが、私の作品を喜んでくれる方と出会うたび、だんだんと喜んでもらいたくて作品を作るようになりました。そうすることで自分も満たされて…。そんな幸せを、ハンドメイドを通じて知ることができました。
なので、基本的に誰かのための作品作り。根っからのハンドメイド大好き!…というわけではないと思います(笑)。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
最近では、布を使ったアクセサリーですね。紅茶で染めた布花のコサージュや編みひもをアレンジしたネックレスなど、やわらかいアクセサリーを主に制作しています。
私はアクセサリーという身につけるものを作っているので、ファッションとのバランスを切り離すわけにはいかないのですが、私の作品はさりげなく寄り添うアクセサリーではなく、どちらかと言うと、自己主張の強いアクセサリー(笑)。
淡いグラデーションの色合いのファッションが好きなので、紅茶で染めた布で作るアクセサリーのやわらかさや色合いは、私にとっては表現しやすい素材なんですよね。自分がいいなと思うファッションスタイルをアクセサリーで表現できること、これはとても面白いです。
![]() (左)「紅茶染めしたレースはいつでも使えるようにたくさんストックしてます」 (中)「小さなバッグみたいですが、何も入りません(笑)。キュートなフリフリネックレスです」 (右)古いボタンや染めたレース、編んだモチーフやおしゃれな糸で制作した、ナチュラルな大人向けのカチューシャ。 |

さまざまな素材やモチーフを組み合わせた、デコラティブネックレス。
「シンプルな装いに身につけていただきたい、と制作しました」
「自分の好き」をこだわりのカタチにして、それを誰かに見てもらえる。というがハンドメイドの魅力だと思います。
私の手掛けるものは淡い色合いのナチュラルな作品が多いのですが、その中にインパクトある小さなワンポイントを取り入れたり、大きくはずしたテイストの素材を使ったりするのが私らしいのかな。多くの人が飛びつかないものが好きですね~(笑)。淡いふわふわなものに、ちょっとだけビビットな色合いやピカピカ・ゴツゴツした素材をひっそりひそめる。そういうのがたまりません(笑)。
――他の分野で挑戦してみたいものは?
やはり誰かに喜んでもらいたいですね。でも、「もの」だけじゃなく、プラスして集いの場を提供してみたいかも。
カラーアナリストの資格があるので、先々は自宅でカラー診断をして、お話しながら、その方の似合う色合いのアクセサリーを作るっていうのも素敵だなと思います。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
同じものを繰り返し作るという作業は苦手(笑)。試行錯誤して、新しいものを「創る」という工程が好きです。なので、とっても効率が悪いものづくりをしてると思います(笑)。
だけど今後も「自分の好き」を作っていけたらいいなと思います。何も思い浮かばなければ作れないと思うし(笑)、どんどん作りたいものが思い浮かべばどんどん作ると思います。自分でも先のことはわかりませんが、それはそれでどうなっていくのか楽しみなんですよね(笑)。
次回もお楽しみに!