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エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 vol.45

2011年12月06日07時01分
プロ・アマチュア問わず、実はハンドメイドの達人が多く利用していることでも有名なエキサイトブログ。そんなエキサイトブロガーから、選りすぐりのハンドメイド作家の方々の、とっておきのアトリエをご紹介。

今回は「per-te*」のlinoさんにご登場いただきます。


♯1 着心地のよさとおしゃれなコーディネイトが魅力的!――「per-te*」のlinoさん


素材は着心地のよいもの!色はシックにデザインは甘めに…。ほどよいバランスの洋服作りをメインに、DIYやガーデニングも楽しむ、linoさんの登場です!

lino(りーの)さん
洋裁の専門学校を卒業後、アパレルメーカーにて販売を経験。その後、転職してまったくミシンを触らない日々が続き、結婚を機にソーイングを再開。洋服作りをメインにしたソーイングやガーデニング、DIYを楽しみながら夫と二匹のミニチュアダックスと日々の暮らしを楽しむ。ハンドメイド作品は「L-BLANCHE」(愛媛)などにて委託販売を展開中。

「per-te*」



アトリエの棚や糸立てはDIYで。「効率よく動けるように試行
錯誤しています」


――手作りをはじめたきっかけは?

母がご近所のお友だちとフェルトで動物などを作ったり、お人形の洋服を作ったりしてくれていたのをそばで見ていて、私もリカちゃんの洋服を作ったりしはじめたのは、おそらく幼稚園の頃だったと思います。
リカちゃんの洋服は、ファスナーを付けたりできなかったので、着替えさせるたびにハサミでじょきじょき切らざるを得なかったので(苦笑)。新作を次々作っていました。

また、ご近所に洋服を仕立ててくれるお店があり、母と姉、私の3人お揃いのワンピースなどをお願いして、それは今でも鮮明に思い出せるほど大好きなお洋服でした。同じ布から、「おそろい」が作れることにとても感激しました。

父方の祖父は、銭湯に行くのが好きだったのですが、その帰りにいつもぬりえを買ってくれて、絵を書くのも大好きで、「好き」がそのまま作れたらいいのにと常々思っていました。
たくさん着ているからこそ写真に残る、記憶の中に残る、そんな洋服作りができたらいいな…と今でも思うのはそんな思いがあったからかもしれません。特にベビーや子供の服を作らせていただいた時は、後から「この服よく着てたな」と幸せな記憶とともにうっすらと思い出してもらえたら、幸せだなあ、と。

そんな環境の中でファッションに興味を持つことはごく自然なことでした。その気持ちはのちに、進学を考えたとき、洋裁の専門学校を選ぶことに大きく影響していると思います。

――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?

手を動かすことはDIYも好きですが、今はやっぱりソーイングでしょうか。
洋裁の専門学校を卒業後、就職してからはまったくミシンを触っていなかったのですが、結婚して自分の家を「巣作りできる」ことに目覚めて、カーテンやクッションカバーなどから作りはじめ、寝心地のいいパジャマ、家事も楽しくこなせるエプロン…と洋服作りを再開していきました。

今では、普段着こそ、気持ちよく袖を通せるもの、着ていて楽だけど楽しい気持ちになれるもの、そんな気持ちを形にしていきたいと思って針を進めています。

それと、得意というわけではないですが、ガーデニングを楽しんだり、暮らしの中で香りを楽しむことも好きなので、時々バスソルトなども手作りしています。香りが好きなバラを育て、花びらやハーブをバスソルトや石けんに入れたりして楽しんでいます。



(左)「細々としたものを整理したくて、キャビネットも手作りました」
(中)手作り石けんは香りが好きなバラの花びらをオイルに漬け込んで。ポーチもいろいろ手作り。
(右)コーディネートしたものをプリントアウトして作品に添えることも。



肌触りのいいダブルガーゼで着心地のいいチュニックを。
―linoさんにとってハンドメイドの魅力&自分らしい作品作りのポイントは?

肌触りだったり、好きな色や素材を選ぶことだったり、袖を通してくれる人が笑顔になってもらえるお手伝いができること。相手のことを思って何かを形にできるという作業はとっても幸せなことだと思います。
手がかかるピンタックや手縫いの工程もストイックなほど(笑)楽しかったりします。完成に近づくとさみしくなったりして…。感謝の気持ちを込めながら制作している間は楽しい時間です。

作品作りのポイントは、とにかく「気持ちよく」「好き」と自分自身も思えることでしょうか。一日の最初に選ぶ洋服で、「今日もがんばろう!」と思えたり笑顔になれたりしますよね。そんな洋服が作れたらいいな、といつも心に留めています。
きっとその気持ちは空気感となって相手に伝わるのではないかなーと願っています。
あとは、甘めなデザインな時は辛口の色味だったり、質感だったり、かっちりとしたデザインの時は甘めの色を選んだりと甘辛のバランスに気をつけています。全体のコーディネートを邪魔しない、背景になるような一着を目指しています。

――他の分野で挑戦してみたいものは?

去年、キッチンをリフォームしてガスオーブンを入れたのですが、それ以来、パン作りに夢中です。一度だけ天然酵母を育ててみたのですが、まだまだ改善の余地ばかり。
自宅の中のDIYもやりかけのことがいっぱい…。ペンキ塗りや改造などまだまだ興味は尽きませんね。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

のんびりペースですが、納得できる洋服作りを続けていけたらいいなと思います。
7月22日、日本ヴォーグ社ホール内にてに行われる「ホーム・クチュリエvol.9」に参加させていただきます。多彩な作家さんが集まる夏の一日、足を運んでいただけましたら幸いです。




今回ご提供いただいたレシピ



次回もお楽しみに!

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