エキサイトブロガーハンドメイド作家特集 Vol.14
2008年12月04日16時01分第十四弾も、ハンドメイドを愛してやまない素敵な作家兼ブロガーさんにご登場いただきます!
♯1 愉快なマリオネットたちが繰り広げる楽しい空想の世界♪―「kinokosupa MARIONETTE」のkinokosupaさん
“へんてこだけど憎めない”お茶目なキャラクターの人形たちを生み出す、kinokosupaさんの登場です!
2005年にチェコで見たマリオネットに感動し、制作を始める。2007年4月 ギャラリーGeki(東京・下北沢)にて初個展。その他個展グループ展に、多数出展。企業広告や、音楽プロモーションビデオなどで人形制作を担当。「へんてこだけど、かわいくて憎めない。一体一体にストーリーがある」をテーマに、日々コツコツと制作活動中。
「kinokosupa MARIONETTE」
展示会での風景。「チビドールは森の妖精をテーマに作っています」
――手作りをはじめたきっかけは?
昔から手描きの絵や、文章、手紙、工作が好きでした。
しかし、世の中はパソコンが主流で、イラストでも立体でも手紙でもパソコンができなければ雇ってもらえない。そういう社会に反発したかったのもあります。
以前3年間ほど造形屋さんで働いて、形を作る作業が楽しかったので、自分でも何かできないかと考え、自宅で簡単にできる粘土工作で人形や置物を作ったりしていました。そんな時に、偶然行ったチェコでマリオネットに出会って感動し、さっそく日本に帰ってから自分でも作ってみました。教室などにはまったく通っていなくて、見よう見まねで、いろんな人に聞いたりしながら独学で作っています。
私が楽しんで作れて、自分の作品で遊べて癒されて、ずっと続けられるのがマリオネットなんです。私にとっては、手作りすることが温泉に浸かっているようなものなのです。
――得意な分野は?またその分野に興味をもったきっかけは?
粘土。触った時にひんやりベトッとしていて、手で作っているのが直接的に実感できるから…。マリオネットの顔や手足は粘土で作っています。
マリオネットは吊るされて飾られている時と、動かした時ではまったく表情も性格も変わって見えるところが面白いですね。
私は作品を何倍も楽しみたいので、作品のアイディアがひらめいた時の経緯や、できた子の表情で一つ一つに名前を付けてちょっとしたストーリーも添えています。
(左)人形やマリオネットはいつも吊るして保管。 (中)次は何を作ろうかと、考えるときの机。「ガラスの瓶を集めるのが好きなので、展示会やお仕事で頑張った時は 自分へのご褒美に1つ買っています」 (右)作品名『チューハット』。「おじいちゃんから譲ってもらった、ちょっと大人な帽子がお気に入りさ」 |
作品名『魚に乗って』。「チビドールは身長10センチくらいのお人形で
森に住んでいる妖精をイメージして作っています」
人形劇。雰囲気がかわいくって、コテコテの劇ではなく、お洒落なパフォーマンス。例えるなら手品師みたいな劇にしたいですね。少しずつですが、いま挑戦しています。
まだ始めたばかりで、本当に実験中というか構想中なんですが…、「きのこ座」という私を含め女の子3人組の小さなパフォーマンス劇団でミュージシャンの方のライブに飛び入りで参加。5分ほどの小さな劇やダンスをしたりしています。
――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。
ブログで新作を発表する時に背景も作って、新作マリオネットや人形の物語も想像できるような世界を作っていきたいです。
続いて、愛犬ラムちゃんのキュートな洋服を手作りするemaさんの登場です!