手づくり文房具で実現する自分らしい暮らし ― 宇田川一美さん
2008年10月31日08時01分誰にでもできるアイデアを伝えたい
メッセージを書いておける動物型のメッセンジャー。
封筒を切って折っただけなのに、こんなにかわいい!
まずは封筒です。封筒は半分製品になってるところがいいんですよね。3方のり付けされていて、袋になっているというのがすばらしい! ハトメもよく使います。これは日常的に持っている方は少ないかもしれませんが、あると便利ですし、見た目がかわいくなるんですよ。あとは厚紙。買ったのもありますが、カラー段ボールなどの切れ端はとってありますね。使ったあとのいろいろな紙切れもとってあります。
―そうなると、捨てるものがないですね!
そうなんです。ある程度整理しないと、ただの片付けられない人になっちゃうんですけどね(笑)。でもいつか使えるときがくるので、紙切れもとっておくんですよ。紙切れを見ながら、試作してみるんですけど、「気に入らないから、やっぱりこの色のテープにしよう」とか、いろいろと作りながらやってますね。あ、製本テープも好きです。最近、ミント色やレモン色などの微妙な色合いのもでてきていて、幅もいろいろあるし、丈夫なので。ボックスにいろんなテープ類を投げ込んで収納してます。
―素材類はだいたいボックスに収納してるんですか?
ボックスにラベルを貼って、素材を仕分けて収納。
海外の郵便局で手に入れたボックスも利用!
―では、インスピレーションを受けるものは何ですか?
郵便局が好きなんです。海外の郵便局ではかわいい封筒やボックスがもらえたり、買えたりするので、行ったときは必ず立ち寄りますね。日本の郵便局も、海外並みにデザインのいいポスタル商品がもっと増えればいいなと思います。
実は昨年末、郵便局でバイトしてました(笑)。高校生のときもやったことあるんですけど、3冊目の本の編集をしている間、去年の12月から今年1月にかけてバイトしたんですよ。基本的には9時から13時までが勤務時間なんですけど、12月20日頃から1月15日くらいまでは年賀状で朝から晩まで働いて(笑)。仕分けも配達もしました。赤い自転車をこいで。面白かったけど大変でしたね。
―あはは。そんな、郵便局好きが興じて? 宇田川さん、それはすごすぎます! では、手づくりの楽しみはどんなところでしょうか?
自分の使いやすいように道具を作っている感覚かもしれません。使えるものが好きなんです。飾りとか、アクセサリーではない、毎日使うようなものが。封筒もすごい働きものですし! だって、手紙を中に入れて守りながら、角が曲がったりしながらも、相手の手元にいって「届けました~」って。その潔さと、任務を全うする感じがいいみたいな(笑)。
―たしかにそうですね(笑)。ところで、宇田川さんは個展をされないんですか?
DMなどの封筒も裏返すと模様が出てきて、意外とかわいく変身。
封筒のストックは数えきれない!
―それもまた、すてきですね! 最後に、何か作ってみたいものはありますか?
そうですねぇ。具体的ではないんですが、クリップとかセロハンテープとかに、何か一つプラスすることで、もっと使いやすくなるものを作りたいです。そういうのはいつも考えていますね。発明家みたいに(笑)。
(取材/田辺香)
【お知らせ】
宇田川さんの手づくりアイデアが満載。
最新刊『封筒でつくる手づくり文房具』が好評発売中!
宇田川さんの「手づくり文房具」シリーズ第3弾、『封筒でつくる手づくり文房具』には、封筒を使ってつくる、様々なアイテムのオリジナルレシピがいっぱい!
さらに、郵便局が大好きという宇田川さんらしく、海外で暮らす友人たちと「封筒ではない郵便」を使った往復書簡など、企画もののコラムも充実。
身近にある封筒を見る度、何かを作りたくなってしまう……手づくり好きにはたまらない一冊です!
『封筒でつくる手づくり文房具』
発行・発売:東京地図出版
詳しくはこちら>>
宇田川さんの手づくりアイデアが満載。
最新刊『封筒でつくる手づくり文房具』が好評発売中!
宇田川さんの「手づくり文房具」シリーズ第3弾、『封筒でつくる手づくり文房具』には、封筒を使ってつくる、様々なアイテムのオリジナルレシピがいっぱい!
さらに、郵便局が大好きという宇田川さんらしく、海外で暮らす友人たちと「封筒ではない郵便」を使った往復書簡など、企画もののコラムも充実。
身近にある封筒を見る度、何かを作りたくなってしまう……手づくり好きにはたまらない一冊です!
『封筒でつくる手づくり文房具』
発行・発売:東京地図出版
詳しくはこちら>>