エキサイトブロガーハンドメイド作家特集　Vol.11

2007年11月02日03時01分

♯2 羊毛フェルトのあたたかい手触りとかわいい作品がほのぼのムード―「チビロビンの手作り日記」のチビロビンさん

寒い季節でもあったかい気分になれる動物や小物がいっぱい、チビロビンさんの登場です！



――手作りをはじめたきっかけは？

手作りの得意な方って素敵！と憧れていましたが、お裁縫はあまり得意ではありませんでした。
それが、結婚が決まり仕事も辞め、新居へ引越すことになった11年ほど前のこと。結婚式まで少し時間があったので、何か作りたいな…と思っていたとき、かわいい布製のウェルカムベアの手作りキットを見つけたんです。それで自分の結婚式用に作ってみたら、とっても楽しくて。
「ゆっくり自分のペースで縫っていけばいいんだ。」 と思うようになったのが、手作りのきっかけですね。

それから、今度はモヘア（アンゴラ山羊の毛）を使った本格的なテディベアを作るようになりました。はじめは、本に載っている型紙を使って作っていましたが、次第にオリジナルの物が作りたいと思うようになり、自分で型紙を考えて作るようになりました。平面から立体の作品に仕上がる工程は、とても充実感がありましたね。

近くにテディベアの専門店があったので、材料が手に入り易く、作った物を見てもらいアドバイスしてもらえたのも良かったと思います。お友達にプレゼントしたら喜ばれたことで、よりいっそう手作りすることが楽しくなりました。

――得意な分野は？またその分野に興味をもったきっかけは？

ニードルフェルトでしょうか。
布に縫わずにアップリケが出来る、という本を手芸屋さんで見かけて、「おもしろそう！」と思い、すぐに専用のニードルとマット、本を買いました。早速、本の中で紹介されていた、毛糸を布に刺すアップリケを試してみたのですが上手くいかず、しばらくの間は、引き出しの中で眠らせていたのですが…。

委託販売を始めた頃、モヘアのテディベアを並べていましたが、クリスマスに向けてフェルトのオーナメントを作ろうと思い、手芸屋さんで目にとまったナチュラルな色合いのフェルトを買いました。その時マスコットを作るフェルトを買うつもりが、間違えてシート状になった羊毛フェルトを買ってしまいました。
でも、シート状の羊毛フェルトでも簡単に手でちぎれたので、引き出しに眠っていたニードルとマットを使って、試しにテディベア用にクリスマスっぽい赤と白を使って、帽子とマントの形になるように、ニードルでチクチク刺して作ってみたのです。
縫わずに形が作れたので「これでベアも作ってみよう！」と思い、茶色と白を使ってはじめてのフェルトのくまちゃんを作ってみました。

ニードルで刺していくだけで、好きな形が作れるので型紙がいりません。もう少し大きくしたい時など、後から羊毛を足してボリュームUPすることも出来るので、直すのが簡単だったり、縫うのが難しかった小さな動物が、手軽に作れる所も気に入っています。
以来、すっかりニードルフェルトの魅力にとりつかれ、今に至っていますね。

（左）空き缶をリメイクして道具入れに。「糸巻きにも余り布で作ったシールを貼りました」 （右）家の形をしたピンクッション。「ひよこちゃんは待ち針になっています」

――他の分野で挑戦してみたいものは？

手芸屋さんに行くと、あれもこれも気になってしまいますが、石鹸水を使って形を作るほうのフェルト作品も作れるようになりたいですね。

また、小さなモチーフ編みや刺繍、クロスステッチなども興味がありますし、ぬいぐるみのような可愛い形のクッションも作れたらいいなと思います。
買ったままになっているカルトナージュのキットを完成させなければ…と心の片隅で思っています（笑）。

――これから作ろうとしているもの、また今後の展開を教えてください。

羊毛フェルトは針がさびにくいと言われているので、ピンクッションをよく作るのですが、使い勝手の良い物にしたいです。
逆に飾りの要素を増した物もいいかなと思っています。マフラーやバッグのポイントになるようなお花のブローチも作る予定です。

今年は初めてイベントに参加したのですが、機会があればぜひまた参加したいです。





続いて、幻想的なステンドグラスを手がける、ateliergladysさんの登場です！